【栃木】たっぷり歩きたい人向け!滞在5時間で日光二社一寺参拝と紅葉を楽しもう
まだ暖かい日もありますが、秋が深まり少しずつ冬の足音が聞こえてきましたね。
11月下旬のお出かけには日光の紅葉もまだ間に合います!
標高が高い中禅寺湖やいろは坂は見頃を過ぎましたが、日光東照宮などの社寺のあたりは例年11月上旬から下旬が紅葉の見頃です。
まだまだ秋を感じたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
※紅葉の様子は2024年11月17日時点のものです。
<本日の行程>
東武日光駅(スタート!)→(徒歩約20分)→さん・フィールド(湯葉料理を食す/待ち時間含め約60分)→(徒歩約10分)→神橋(参拝・撮影/約10分)→(徒歩約10分)→日光山輪王寺 三仏堂(拝観/約30分)→(徒歩約5分)→日光東照宮(参拝/待ち時間含め約80分)→(徒歩約5分)→日光二荒山神社(参拝/約10分)→日光山輪王寺 大猷院(参拝/約30分)→(徒歩約20分)→メインストリートでおやつを食べよう!→東武日光駅(ゴール!)
■所要時間:約5時間
■費用:約5,000円+交通費
■歩行距離:約6km
<参考>日光二社一寺って?
日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺の3つを指します。
これらは「日光の社寺」として周辺の建造物を含み平成11年(1999年)に世界遺産に登録されました。
世界遺産登録の際に評価された、国宝や重要文化財が多数あり、その建造物は自然と相まって圧巻です。
今年は登録されてから25周年!行くなら今年がおすすめです。
<注意>たくさん歩きます!
日光の社寺は段差が違う階段、坂道が多く、境内にも当然エレベーターなどはありません。
体調に合わせ、無理のないように参拝しましょう。
また、本堂拝観の際には靴を脱ぐところもあります。
サンダルや脱ぎ履きしづらいブーツはおすすめできません。
足元は履き慣れたスニーカーで出かけましょう!
■東武日光駅からスタート!
駅前のバスロータリーの横には土産店が並んでいます。
土産店の前を通っていくとメインストリート!
右へ進むと「日光の社寺」方面です。
緩やかな坂道をゆっくり進みつつ、まずは昼食を済ませましょう。
■さん・フィールドで湯葉づくしの昼食
今回は東武日光駅から20分くらい歩いたところにあるさん・フィールドへ。
こちらでは手の込んだ湯葉料理がリーズナブルに楽しめます。
外国の観光客の方も何組かお店の前で待っていました。
30分ほど待ってお店の中へ。迷わず「ゆばの御膳」を注文すると、5分くらいで出していただけました。
一番迫力を感じる真ん中の「福ゆば」は、甘みがあって優しい味。少し箸を入れるとほろっと崩れていきます。
その左の白いものは「ゆばおからの酢の物」。おからに酢の甘さがぎゅっと染みていました。
左上はゆばのコーヒーゼリー。
小さく刻まれたゆばが上部でコーヒーゼリーと一体化しています。
これが全く違和感なし!ゆばとコーヒーがこんなに自然にタッグを組めるなんて知りませんでした。
ゆばのいろいろな面が知れた気がします。ごちそうさまでした!
さん・フィールド
〒321-1400 日光市下鉢石町818
TEL:0288-53-4758
・営業時間:11:00〜17:00
・休業日:木曜日
・公式HP:https://www.mes005.com/nikko-yuba.html
■日光の社寺の入口 神橋へ(約10分)
さん・フィールドから10分ほど歩くと、朱色の橋が左手に見えてきます。
これが神橋です。
二荒山(男体山)を祀る、二荒山神社の建造物とされています。
道路側からも橋を撮影できますが、拝観料をお支払いすると橋を渡れます。
近づいて金の飾りを見られたり、橋から紅葉が撮影できたりするのもよいですね。
御朱印は拝観料をお支払いする社務所で書き置きのものがいただけます(500円)。
二荒山神橋
〒321-1401 栃木県日光市上鉢石町
TEL:0288-54-0535(日光二荒山神社)
・拝観時間:8:30~16:30(4月~10月)/9:00~16:00(11月~3月)
・拝観料:大人 300円/高校生 200円/小・中学生 100円
※前売り拝観券購入はこちら
・公式HP:http://www.shinkyo.net/
■日光山輪王寺で三仏堂を拝観(約30分)
神橋から信号を渡ると階段が現れます。
ここから階段、坂道をぐんぐん上がっていきます!昼食後のいい運動になりそう。途中の紅葉の様子も載せますね。
さて日光山輪王寺に到着です。
拝観料をお支払いして、三仏堂を拝観しましょう。
きらびやかで大きな千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音のほか、世界遺産登録25周年を記念して、秘仏 五大明王もご開帳されています。
ご開帳の期間は2025年3月31日まで。青くて力強いお姿が印象的でした!
日光山輪王寺 三仏堂
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
TEL:0288-54-0531
・拝観時間:8:00開門〜17:00閉門(4月〜10月)/8:00開門〜16:00閉門(11月〜3月)
・拝観料:大人 400円/小中学生 200円
※セット券あり
4月〜10月は14:30まで、11月〜3月は13:30まで受付
三仏堂&大猷院 大人 900円/小中学生 400円
三仏堂&大猷院&宝物殿 大人1,000円/小中学生 500円
・公式HP:https://www.rinnoji.or.jp/information.html
■日光東照宮を参拝(約80分)
輪王寺を出て右へ。少し歩くと目の前に鳥居が見えます。
階段を上がるとすぐに拝観券購入の列ができていました。20分ほど並んで購入しましたが、事前購入がよさそうです。
急な階段を上がって券を見せ、表門をくぐると目の前に三神庫、左に有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」がいます。
そしてその先が国宝・陽明門。
驚くほど細かい彫刻が施されています。彫刻の人々の顔もとっても表情が豊か。
陽明門をくぐると目の前が本堂、右手に進むと眠り猫と徳川家康公が祀られた奥宮へとつながる階段があります。
今回は先に奥宮へ向かうことにしました。
階段は200段以上。休みなしで上がってしまうと心臓バクバクなので休憩必須です。休みながら上がると10分くらいでようやく奥宮にたどり着きます。
奥宮限定のお守りや御朱印もあるので要チェック。家康公の位牌に手を合わせ、もと来た階段を降りていきます。
上りで頑張った足がプルプルしてくるので、下りこそ油断は禁物です。
気を付けて降りていきましょう!
今回は本堂にもお参りしました。靴を脱いで下駄箱へ。鍵はないので自分で入れたところをしっかり覚えておきましょう。
本堂内は薄暗いですが、少ない照明の中でも彫刻に施された金色や、丁寧に描かれた天井絵はよくわかりました。
本堂から出て陽明門をくぐり、階段を下って右手が鳴き龍がいる薬師堂です。
ここでも靴を脱いで参拝します。
龍の顔の真下で拍子木をたたくとコロコロときれいな音が響きます。一見怖そうな龍が、繊細で美しい表情に変わったように見えるような……
薬師堂では辰年と巳年の2年間限定の御朱印も購入できます(1,000円)。
とっても迫力があってかっこいい!
日光東照宮
〒321-1431 栃木県日光市山内2301
TEL:0288-54-0560
・拝観時間:9:00〜17:00(4月〜10月)/9:00〜16:00(11月〜3月)
・拝観料:大人・高校生 1,600円/小中学生 550円
※事前の拝観券購入はこちら!
・公式HP:https://www.toshogu.jp/etc/haikan.html
■日光二荒山神社で良縁祈願(約10分)
拝観券受付まで戻り、五重塔の手前の道をまっすぐ進んで日光二荒山神社へ向かいます。
鳥居をくぐると駐車場があり、その先左手が社務所、右手が拝殿です。
こちらの御祭神は招福や縁結びの神様である大己貴命(おおなむちのみこと)。そのため今も縁結びにご利益があるパワースポットとして人気です。拝殿の向かいには夫婦杉があったり、杉に楢が宿った木があったり、良縁を思わせる御神木がいくつもあります。
拝殿の先に神苑があり、この中には学問の神様が祀られた朋友神社、健康の神様が祀られた日枝神社、重要文化財の化燈籠などが見られます。
日光二荒山神社
〒321-1431 栃木県日光市山内2307
TEL:0288-54-0535
・拝観時間:8:00~17:00(4月〜10月)/9:00〜16:00(11月〜3月)
・拝観料:本社神苑 大人 300円/小中高生 100円
※事前の神苑拝観券購入はこちら!
・公式HP:http://www.futarasan.jp/
■徳川家光公の廟所 日光山輪王寺 大猷院参拝(約30分)
二荒山神社の鳥居をくぐって境内を出たら、すぐ右に大猷院があります。
二天門や夜叉門など、重要文化財である印象的な門が次々と現れます。
紅葉とのコラボレーションも最高!
階段を上がっていくと、本堂にたどり着きます。
金色の壁や家光公の鎧が見られ、夜叉の一体「烏摩勒伽(うまろきゃ)」が手に持っているとされる、破魔矢が本堂内で販売されています。悪いものを祓い、願い事を叶える力があるんだそう。
日光山輪王寺 大猷院
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
TEL:0288-54-0531
・拝観時間:8:00~17:00 ※最終入場 16:30(4月〜10月)/
8:00〜16:00 ※最終入場15:30(11月〜3月)
・拝観料:高校生以上 550円/小中学生 250円
※セット券については日光山輪王寺 三仏堂の項目参照
・公式HP:https://www.rinnoji.or.jp/history/temple/taiyuuin.html
■メインストリートでおやつを食べよう♫
大猷院を出てまっすぐ「下新道」を進むと東照宮と輪王寺の付近に出てきますので、その先はもと来た道を神橋経由でメインストリートに戻っていきます。
ここではメインストリートで食べられるおやつを2つご紹介します!
●にほんかし 雲IZU日光店
神橋から信号を渡らず、金谷ホテルのベーカリーの先にかわいいおさるさんののれんが目印です。
こちらではおさるさんの形をした、鯛焼きならぬ猿焼きがいただけます。その名もSOPPO焼き。
おさるさんがそっぽを向いているからだそうです。
のれんと撮影するとなんだか癒やされる1枚を収められます。
こちらでは求肥とたっぷりのクリームがはさまった生どら焼も人気の品。
しかし夕方だと売り切れていました……
生どら焼をお目当てに伺うときは、参拝の前に手に入れるのがよさそうです。
にほんかし 雲IZU日光店
〒321−1401 栃木県日光市上鉢石町1018
TEL:0288−25−5158
・営業時間:10:00〜16:00(季節により変動あり)
・休業日:木曜日(12月〜7月)
・公式HP:https://kumoizu.com/store/
●日光ぷりん亭 日光本店
栃木県産の牛乳と日光で作られた日光御養卵を使った日光発のプリン屋さん。
2017年にオープンした当時、3ヶ月で20,000個売り上げたという人気店です。
雲IZUから15分くらいで到着。閉店時間が迫っても行列でした。
パッケージもかわいらしいプリンはお持ち帰りでも店内でもいただけます。
見た目に驚くプリンは、ソフトクリームが乗っているこちらです!
プリンにたどり着くまでちょっと時間がかかりますが、プリンに到達した時、さっぱりとした牛乳のおいしさが広がるソフトクリームに負けない卵の味に驚きました。プリンというより卵!
ひと味ちがったプリンを食べたいときにはお土産にどうぞ♪
日光ぷりん亭 日光本店
〒321-1405 栃木県日光市石屋町410-7
TEL:0288-25-6186
・営業時間:10:00〜17:00(季節により変動あり)
・休業日:不定休 詳細はInstagramにて
・公式HP:https://nikko-pudding.jp/index.html
■東武日光駅でゴール!
電車の時間まで余裕があるときは、最後に駅前の土産店でお土産探しをして、旅を締めくくりましょう!
紅葉の見頃のうちに行ってみよう!
たくさん歩いて食べてお参りして、短時間でもぎゅっと楽しめる日光の社寺めぐり。
季節を問わないプランですが、紅葉と一緒だとさらに美しく見えるので足を運んでみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。