五反野駅から歩いて12分程、綾瀬駅からは15分程の江北橋通り沿いに、以前はおそば屋さんがありました。
気付かない間に中華そばのお店に変わり、しばらく経ったようです。

こちら『中華そば　かみの屋』は“新潟長岡出身の店主が作るご当地生姜醤油中華そば”をいただけるお店です。

足立区でご当地ラーメンが味わえるということで、なかなか旅行をする機会が減ってしまった今、興味を惹かれますよね。

駅から少し距離があっても、行列ができる人気店

早速、平日の12時少し前に行ってみると、既に5人ほどのお客さんが外で並んで待っていました。その後も列に人が並んでいきます。みなさん、常連のようです。
その日は時間があまりなかったので、残念ながら出直すことに。
駅から少し離れたお店なのに、常連さんが並ぶならきっと、美味しいに違いない！と確信して改めて訪れることにしました。

筆者の記憶では、以前はおそば屋さんだったお店なので、外観はその時の趣が残っています。

仕切り直して11時半頃に訪れた日、店内に先客は2組でした。

テーブル席が4卓あります。

メニュー札には、おそば屋さんの面影が。

生姜の風味が香る、ご当地長岡系ラーメンを堪能♪

長岡系ラーメンは食べたことがなかったので、看板メニューの長岡中華そばを注文しました。
「長岡系ラーメンって、どんなラーメンなんだろう？」と、思い調べてみると、
“醤油としょうがが特徴の新潟を代表するご当地ラーメン”ということで、こんな説明も。

運ばれてきた一杯から、ふわっと生姜の香りがしました。醤油味のしっかりしたスープですが、後味はサッパリとしています。針生姜が程よく効いて、良いアクセントになっていて体が温まります。冬の寒さが厳しい長岡ならではの一品ですね。
チャーシューは柔らかくて、脂が少なく口に入れるとホロホロ。麺は適度にコシがあり、のど越しが良いです。素朴な味ですが、スープにコクがあって生姜との相性抜群でした。

他のお客さんが何人か注文していた、明太子ごはんも加えました！

ご飯が進む明太子ごはんに、醤油味の長岡中華そばのスープが絶妙です♪

こちらは、同伴者が注文した濃厚つけ麺。
濃厚なのにサッパリ。具もたっぷりです。

麺大盛や、味玉などのトッピングが50円という良心的な価格で、気軽に追加できる点も魅力です。

数少ない、長岡系ラーメンのお店でいただいた「長岡中華そば」は一口食べれば分かる、ひとつひとつが丁寧に作られた一杯でした。

時間帯によっては、外で待つお客さんもいるので、時間に余裕を持って訪れるとよいかもしれませんね。

駅から少し足を延ばし、隠れた人気店『かみの屋』で新潟長岡の温かい一杯を味わってみてはいかがでしょうか？