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アイロンはすべらせちゃダメ!綿・麻・化繊、素材が違ってもきっちりパキッと布に折り目をつける方法

生地に折り目を付けたいんだけど、素材によっては綺麗に折り目が付きにくい物やついてもすぐに消えるものがあります。

天然素材と化学繊維は折り目がつく原理が違うんです。

化繊の場合

化繊は熱によって折り目がつきます。
だから、爪で折ったりしても折り目がつきにくいです。
指アイロンで折り目を付けて縫おうとすると、張りが勝って広がったりしやすいです。

しかし化繊は熱で型が付くので、中温のアイロンで押さえると、簡単に折り目がつきます。

綿や麻の場合

綿麻は指で折山をこするだけでも折り目が付きます。

天然素材は水で形がリセットされて、乾くときの形で固まる性質があります。

そのため、濡らしてからアイロンで折り目を付けて乾かすと、綺麗にしっかり折り目がつきます。

天然繊維は乾くときの形で固まるので、アイロンで押して伸ばすのではなく、折り曲げた状態で固定して熱で水分を蒸発させるために使います。

アイロンは持ち上げて移動させよう!

生地は柔らかいので、アイロンを滑らせるとゆがんでしまいます。
特に綿麻は霧吹やスチームで水分を含んだ後に乾く時の形で固まるので、アイロンでゆがませてしまうと、ゆがんだ形で固定されてしまいます。

型崩れさせないよう、アイロンは必ず持ち上げて移動させてくださいね。

スチームより霧吹きの方がおすすめ

折り目が付く理屈は異なるのですが化繊も水をかけてからアイロンをかけた方が折り目はしっかりつくので、基本折り目を付けるときは霧吹をしてからアイロンをかけるのをお勧めします。

またスチームより霧吹きの方がよりしっかり折り目が付いたりシワが取れやすいです。

普段の洋服のアイロンがけにも応用が利くよ

洋裁だけでなく普段のお洋服のアイロンがけも

滑らせてかけると滑らせた先でたるみが出来て、その上をアイロンを滑らせてしまい折り目じわがついた経験ありませんか?

アイロンでこすってしわを落とすのではなく、天然繊維は濡らして乾燥、化繊は熱で形を記憶させるので、シワになった所やプリーツを入れたい部分の形を整えて押えるだけでいいんですよ。

お役に立ててね。

洋裁好きを増やし挫折する人を減らすのをライフワークとして、世界一やさしい洋裁教室を目指してネットで服や布小物の作り方を公開しています

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