【名古屋市&周辺】名古屋に残された里山の原風景「東部丘陵(尾張丘陵)」の魅力とは?
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/title-1709076227852.jpeg?exp=10800)
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あまり自然という印象が強くない名古屋。しかし実は「東部丘陵(尾張丘陵)」と呼ばれる、里山の原風景が残っている場所があるのはご存知でしょうか。
「東部丘陵(尾張丘陵)」とは、犬山から知多半島北部まで続く、なだらかな丘陵地帯の総称です。有名どころで言えば、猿投山(さなげやま、標高629m)や名古屋市最高峰・東谷山(とうごくさん、標高198m)などが含まれます。
そんな「東部丘陵(尾張丘陵)」ですが、魅力も多いので、少しまとめてみたいと思います。
カモシカも現れる豊かな自然
![水の循環が育む「ハンノキ湿地」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073386882.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
まず一つ目の魅力は、都会近くとは思えない豊かな自然に触れられること。例えば、名東区の「猪高緑地(いたかりょくち)」には水源があり、潤いのある土壌がもたらされています。
![都会の中でも調和する「井堀の棚田」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073363465.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
井堀上池から緩やかに水が流れ、潤った土壌からは美しい草花が生え、初夏には一面淡い緑色に包まれます。一角には、水の循環を生かした「井堀の棚田」も設けられ、少年時代を思い出す里山の風情を味わえるのが醍醐味です。
![筆者が出会ったカモシカの赤ちゃん](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073622001.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
また猿投山山麓では、しばしば天然記念物に指定されているニホンカモシカと出会えますが、2010年には、守山区の東谷山でもカモシカの生存が確認されました。まさか名古屋市内にニホンカモシカがいるとは驚きですよね!
名古屋市内は緑地として整備され、山歩に最適
![親鸞山から猿投山方面を一望!](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073673381.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「東部丘陵(尾張丘陵)」のうち、名古屋市内の標高は約50m前後。一番高い場所は、前で触れた猪高緑地に隣接する「親鸞山(しんらんさん、標高111m)」です。つまり標高が低く、お散歩がてら山を歩くのに最適な環境と言えます。
![緑に包み込まれる猪高緑地の遊歩道](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073845138.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
最近でいえば、登山GPSアプリのYAMAPが提唱している「山歩(さんぽ)」という楽しみ方が近いかも知れません。登山よりもハードル低く、山の自然を楽しめる山歩コースが名古屋市内には充実しています。
![紅葉とカモが共演する「滝ノ水緑地」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709073921581.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
それを物語る場所こそ、名古屋市内に点在している緑地です。名東区や天白区、緑区など名古屋の南東エリアに集中しています。
先ほどの猪高緑地のほかに、都会のオアシスと呼ばれる「相生山緑地」、紅葉が照り映える「滝ノ水緑地」、景色変化に富んだ一周コースが魅力の「うるおいの森」などのスポットがおすすめです。
<主な緑地とおすすめポイント> ※リンクはYahoo!の記事です。
・猪高緑地 手付かずの湿地と原生林、棚田や竹林などの里山景観
・相生山緑地 バリエーション豊かなコース
・滝ノ水緑地 池の景観と野趣ある一周コース
・うるおいの森 人間地獄や天白渓湿地などの景色変化
・細根山緑地 松尾芭蕉が訪れたかつての名園跡
名古屋市周辺の山へステップアップ
![春日井三山の一つ「弥勒山」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709075677788.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そして最後の魅力が、山歩からステップアップをして、登山に挑戦するにも最適な環境だということ。名古屋市周辺の「東部丘陵(尾張丘陵)」まで目を向ければ、初心者向けの山が充実していることが分かります。
![尾張の高尾山と呼べる人気の「猿投山」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709075796558.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
メジャーな山を中心として、★〜★★★までグレーディングしてみました。星が多いほど体力が必要で、玄人向きの山です。標高500m以下の山がほとんどで、猿投山や春日井三山のように、選ぶルートで登り応えにも強弱がつけられます。
<東部丘陵の山のざっくりとしたグレーディング>
★
小牧山
善光寺山
尾張富士
西高森山
★★
尾張本宮山
継鹿尾山
岩巣山
猿投山
★★★
両見山〜継鹿尾山
春日井三山縦走
猿投神社〜猿投山〜雲興寺
![鈴鹿山脈の「雨乞岳」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/tonoshoyuhei/article/01683123/image-1709076119650.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
これらの山を登ったあとは、三重県の鈴鹿山脈や日本百名山の一つ伊吹山や恵那山など、周囲の県のメジャーな山々へ挑戦するのもありです。適度な里山といい、コースバリエーションといい、「東部丘陵(尾張丘陵)」には入門にちょうど良い山が揃っています。
いかがでしたでしょうか?名古屋にまたがるなだらかな里山エリア「東部丘陵(尾張丘陵)」の魅力を簡単にご紹介してみました。ぜひ皆さんも色々調べながら、歩いてみてくださいね。
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