【京都市中京区】錦市場で70年続く伝統の惣菜を使った朝食とだし巻き玉子サンドの店 ジャンボ海老串も!
団体ビザ解禁で中国からの旅行客も増加しそうな気配がしますが、京都では、相変わらずの猛暑日が続いています。朝の錦市場は、まだ観光客も少なく、日差しも穏やかです。2023年8月24日の朝に美味しい朝食でも食べられないかと散策してみました。
阪急電車京都河原町駅の改札を出て、9番出口から階段を上がると新京極商店街の四条側入り口にでることができます。まずは市場の鎮守社錦天満宮に朝の御挨拶。寺町通りを越えてアーケード内に、入っていくと、すでに開いている呑み屋さんが何件かありました。さすが錦市場です。
柳馬場通りを越えると「朝ごはん1050円(税込)」の目立つ看板がありました。おばんざいプレートのついたお肉御膳とお魚御膳の2種類が選べるようです。これは美味しそうや、と食べてみることにしました。
店内には、塩味えんどう、ゆば高野、ふろふき大根、さばの生姜煮、手綱こんにゃく、湯葉しめじ、糸こんじゃこ、生麩田楽、もやしごま酢和えなど、昔ながらのお惣菜がずらりと並びます。すべて2F、3Fの工場で手作りなのだそう。
お魚御膳を注文すると、ほどなく出てきました。焼サバに大根おろし、お惣菜がちょっとずつ8種、だし巻き玉子に鯖・かつお・昆布の出汁で作った味噌汁、炊き立てご飯。やっぱり朝食はこれでなくっちゃ。一品一品めちゃ美味。それもその筈です。錦平野は、70年続く伝統のお惣菜店を引き継ぎ、5年前に工場部分だった1Fをリノベーションしてレストランにしました。
岡 亘会長にお話を伺うと、「せっかく観光に来た外国の人や日本の人にも日本らしい朝食をリーズナブルに食べてほしい。元々こだわりのお惣菜屋やからなあ工夫もできる」と話してくださいました。
添えられた一つ一つ手作りのだし巻きがまた絶品のふわっとほくほくした出汁をいっぱい含んだ極上品です。店頭では、その手作りのだし巻き玉子をパンからはちきれんばかりに挟んだ「だし巻き玉子サンド」や「だし巻き玉子ハンバーガー」が大人気です。
ランチでは、穴子一本入り贅沢海鮮天ぷら御膳やサーロイン牛天ぷら御膳など注文を受けてから揚げる天ぷらに、平野のお惣菜8種盛りと名物だし巻きもついたボリュームのあるラインナップになっています。11時ぐらいから店頭に出されるバナイ海老のジャンボ天ぷらも食べ応えがあるだけでなく、甘みがあって美味しいです。
京の台所の錦市場で新選食材を使用した惣菜定食を味わいにぜひ足をお運びください。
錦平野(外部リンク) 京都市中京区錦堺町東入 075-221-6318