バッテリー駆動で冷凍まで!EENOURのポータブル冷蔵庫が優秀すぎる
こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。とんでもないポータブル冷蔵庫が登場しました。
これまでは-20度設定にしてもよく冷える程度で凍りはしなかったんですが、この冷蔵庫は違います。めちゃくちゃ凍ります。しかもバッテリーで8時間駆動してくれるなどこれまでの冷蔵庫の概念を覆す良機でした。
公式サイト
EENOUR
製品サイト
EENOUR車載冷蔵庫Dシリーズ
コンパクト、パワフル、さらにバッテリー駆動
今回試したのはDシリーズの中でも一番小さな10Lモデルです。というのもこれまでの冷蔵庫が大きい割に収納力が少なく、困っていたからです。
今までのポータブル冷蔵庫は機材部がかなり大きく、入れられる容量に対して本体が大きすぎるデメリットがありました。また、スペック上は-22度まで設定できることになっていますが、最低温度にしてようやく通常の冷蔵庫(1〜2度)になる程度でした。
一方EENOURのポータブル冷蔵庫はコンパクトさが際立っています。例えば上記の20Lモデルと近い18Lモデルでも収納容量以外の体積が削られすごくコンパクトです。
従来品はバッテリー駆動もできない仕様だったのに対して、バッテリーで8時間きっちり駆動する(D10で検証)上に、温度はしっかりとマイナスに。-10度設定でも凍るパワフルさです。またソーラーパネルと組み合わせても動かせるということで、まさにポータブル冷蔵庫のゲームチェンジャーと言える存在になっています。
クーラーボックスと組み合わせれば10Lでも実用的
10Lという容量がやや小さすぎるという点は確かに否めません。容量で言うとドリンク数本しか入りませんし、ウイスキーのボトルは背が高くてそのまま入らないなど、使い方に工夫が求められる点はあります。
ただ、実際冷蔵したいものと冷凍(もしくはキンキンに冷やしておきたいもの)は状況によって違います。例えば肉などをキャンプ場に持って行く時は、傷まないように冷凍して持って行くことはありますが、調理時にはある程度解凍ができている方が重宝します。
そこで私の場合はクーラーボックスにそういったものを入れ、キンキンに冷えていて欲しい飲み物などはEENOURのD10に入れて持って行っています。
このように分けて持っていけば10Lでも1家族ならおおよそ間に合うというのが私の印象です。
さらに帰宅時はドリンクを冷やす必要がないので、余った肉などの食材を冷凍して持って帰れるのは食品ロスを無くす上でも役に立ちます。一旦解凍した肉を再冷凍するのには賛否あるかとは思いますが、現状私はこの使い方で食品を無駄にせずに持って帰れていて便利です。
電源は3系統
電源はシガーソケット、100V、ソーラーパネルの3つから給電できます。さらに夜間はバッテリー駆動できるので、災害用途にもかなり役立つ印象です。
最近ではBEVなどでトランク内にシガーソケットや100V電源のある車もあります。そうした環境で場所を取らず常に冷却して置けるのはとても便利だと思いました。
仮にそうした装備がなくてもシガーソケットから真っ直ぐトランクまで電源を引けば使えますし、後部座席の足元にも入るコンパクトさです。最悪バッテリーで8時間は駆動するので、キャンプ場に着くまではバッテリー駆動させても良いと思います。
10Lか18Lかでは迷うところ...
今回はコンパクトさを重視して10Lを選びました。確かに軽量で持ち運びやすく、普段は自宅でも使えるので重宝していますが、食材とドリンク両方入れるには小さすぎる印象。
今後機会があれば18Lも試して比較したいですし、ソーラーパネルもEENOUR製品としていくつか出ているので、試してみたいと思います。
実はみなさんあまりご存知でないかもしれませんが、ソーラーパネルってかなり重いんです。EENOUR社製のものはかなり軽量化されているようですが、それでもワット数と重さのバランスがどれがいいのかは悩ましいところです。
私としてはEB-200Pという200Wのモデルと、HYD-T60という60Wのモデルのいずれかで悩んでいます。どちらが十分なのか、また18Lと10Lどちらがいいのかも追って検証、記事化したいと思います。
とはいえ、ポータブル冷蔵庫はここまで進化したのか!と感心させられる製品でした。今後キャンプや災害用に購入を考えている方には断然EENOUR製品をお勧めします。