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情報を集めると騙される!?:自信過剰の心理学

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
写真はイメージ:自信があることは良いことだが身を滅ぼすこともある(写真:アフロ)

情報弱者が騙される? そんなことはありません

あやげしな言葉に騙されれた人を、情弱(情報弱者)などと言って馬鹿にする人がいます。しかし、全く情報がないなら騙されもしません。

世の中に何か動きがあると、それを利用した詐欺がすぐに現れます。その詐欺に騙されやすい人は、何も知らない人ではなく、今の社会の動きや、話題になっている事柄などを知っている人々です。

人は、情報を持っているからこそ騙されます。それは、人が基本的に自信過剰だからです。騙される人だけではなく、私自身も含めて、人は自信過剰なのです。

人間が自信過剰である科学的証拠

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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