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40歳からのメイクすると老けて見える悩みを解決。やめた方が若く見えるメイクのポイント教えます。

遠藤幸子美容研究家/美容ライター
40歳からはメイクの色選び、質感選びが難しくなる

お付き合いいただき、ありがとうございます。エイジング美容研究家・美容ライター遠藤幸子です。

遠藤幸子の活動実績は、こちら

40歳を過ぎた頃だったでしょうか。メイクした顔とすっぴんのときの自分の顔を比較して、メイクしたほうが老けて見えると感じ、数年この問題に悩まされました。

薄く盛るくらいが若々しく見える
薄く盛るくらいが若々しく見える

今回は、筆者のそんな経験をもとに、やめたほうが若く見えるメイクのポイントを紹介します。

やめたほうが若く見えるメイクのポイント8つ

(1)ブラウンのアイシャドウ

濃く塗れば塗るほど老けて見えるブラウンアイシャドウ
濃く塗れば塗るほど老けて見えるブラウンアイシャドウ

日本の女性が大好きなブラウンのアイシャドウ。目元に陰影を与え、やわらかな印象に仕上げることもできる魅力的なアイテムです。

けれど、個人差があるとはいえ、年齢とともに肌は徐々に黄色くくすみがかっていきます。加えて、目元も徐々にくすみが気になるように。

年齢を感じさせる目元にブラウンのアイシャドウをまとうと、目元のくすみと一体化したり、目が窪んで見えたりして老けて見えるリスクが高まります。

では、40歳からの目元には何色のアイシャドウが正解なのでしょうか。

おすすめは、ベージュなどの膨張色や淡く少し青みがかったピンクなど。

さらに、粒子の細かいパールが配合されたものを選ぶことでハリ感が出て、明るく若々しい目元に。

さらに、注意したいのが、色素沈着。毎日のアイメイクをしっかりと落とせていますか?

クレンジングが不十分だと、ブラウンのアイシャドウが色残りし、まぶたのくすみの原因になることがあります。

また、しっかりとアイメイクを落とそうとしてつい指先に力が入ってしまうと、摩擦により色素沈着の恐れが。

アイメイクを落とす際は、ポイントメイクアップリムーバーをたっぷりと含ませた肌あたりのいいコットンを目元にあて数秒置き、アイメイクとしっかりなじませてから拭うようにやさしく落としましょう。

(2)複数色を使ったグラデーションアイメイク

筆者は数年前まで、「捨て色なし」というよくあるアイシャドウパレットの謳い文句にとても囚われていました。

捨て色なくメイクするのがとても重要なことに思えていたのです。

けれど、今はどうかというと、「捨て色上等!」。一度のメイクに使うアイシャドウの色は、1色か、2色。多い時で3色です。

パレットに含まれている色は、自分に似合う色だけ、そのとき必要な色だけ選びまといます。

ですから、基本的にアイホール全体にまとうアイシャドウは単色の場合がほとんど。2色使うときにはアイライン代わりにもう1色か、目尻側にもう1色ふわっと影のように入れるかのいずれかです。

ちなみに、下まぶたにはアイホール全体に塗ったアイシャドウよりも明るい色をまといます。そうすることで、目の下方向に向かって抜け感と明るさが出て、若々しく見えます。

(3)ボリュームたっぷりのマスカラ&太いアイライン

まつ毛メイクは40歳からが見直しどき
まつ毛メイクは40歳からが見直しどき

年齢を重ねると、まぶたやおでこのたるみなどが原因で目が小さくなりがち。

その結果目ヂカラがダウンしたからとまつ毛メイクに注力し、ボリュームたっぷりのマスカラをまといたくなりますが、これは逆効果!

まつ毛が短く見えるほか、まつ毛の印象が強まってメイクが古臭く見えたり、くすんでいるように見えたりする可能性があるからです。

同様にアイラインを太く描くのも逆効果。アイラインを太く描くと、目が余計に小さく見え、目ヂカラがより一層ダウンしてしまう可能性があるからです。

マスカラは自前のまつ毛がそのまま伸びたかのようなナチュラルなロング効果のあるもので、セパレート力、カール力に優れたものを選んだほうが目ヂカラがアップします。

(4)コーラルピンクのチーク

コーラルピンクのチークを丸く入れると、若作り感が出る
コーラルピンクのチークを丸く入れると、若作り感が出る

コーラルピンクのチークは血色感を与え、横顔を可愛らしく見せてくれるアイテムとして市民権を得ている印象があります。

けれど、黄味ぐすみが気になる肌に広範囲に塗ると、より肌の黄味が深まり、疲れた印象に見えることで老けて見える可能性が。

40歳からは自前の血色感に近い、赤やピンクのチークがおすすめです。ただし、透け感のある発色のものをふわっとまといましょう。

(5)パール入りの艶やかチーク

パールやラメには注意が必要。毛穴や小ジワを悪目立ちさせる可能性があるからです。

粒子の大きなものはその傾向が強まるので避け、粒子が繊細なものか、パールやラメが配合されていないものを選びましょう。

(6)ヌーディなベージュ系リップ

メイクは、引き算が大切。アイメイクにポイントを置いたら、口元は引き算してバランスを取りましょう、というのがメイクの基本と思いがちです。

けれど、40歳からはこの暗黙のルールは当てはまらないと感じています。

ヌーディナベージュ系リップは顔色が悪く、疲れた印象に見えることから老けて見えることに。40歳からは血色感が口元にも、頬にも欠かせません。

顔色をパッと明るく見せてくれる赤みがしっかりあるものや、ほどよい血色感を出しつつ、肌に透明感を与えてくれるような少し青みを帯びたピンクなどがおすすめです。

(7)マットなリップ

唇のシワが目立つマットなリップは避けたいところ
唇のシワが目立つマットなリップは避けたいところ

マットなリップはその時々でトレンドのアイテムになり、魅了されます。

けれど、その一方で40歳からは難易度が高いアイテム。唇のシワが悪目立ちしたり、唇が乾燥しているように見えたりするからです。

40歳からは唇にツヤ感が必要だと感じています。

(8)ツヤの足りないベースメイク

ベースメイクも同じでツヤを欠くと、途端に老けて見えがち。化粧下地もファンデーションもほどよいツヤのあるものを選びましょう。

まとめ

メイクすると老けて見える問題は、筆者の場合各パーツを薄く仕上げ、後から徐々に色を足していく方法で解決することができました。

また、肌なじみがよく、自分に似合う色をまとうことも大切です。

自分に似合う色というと、パーソナルカラーに囚われがちですが、そこにも落とし穴があると感じています。

実際にまとってみた印象をチェックして、ポイントメイクの色や組み合わせを決めることが大切だと感じています。

参考にしていただけますと嬉しいです。

Instagramでは、45歳からの若返りを意識した美容情報を発信しています。愛用品も紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。

ほぼセルフケアで肌年齢−14歳を叶えた方法やコスメ選び・若返りメイクのポイントを紹介
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美容研究家/美容ライター

アットコスメ編集部の公認のビューティストに認定されたのを足掛かりに、2014年よりエイジング美容研究家・美容ライターとして活動を開始。スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持し、All About化粧品・コスメ ガイドも務める。雑誌や企業のウェブサイト、ウェブメディアなどにて美容記事の執筆・監修を行うほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、コスメブランドのインフォマーシャル、広告などにも出演。日本抗加齢医学会正会員。ゆらぎ世代とも言える40代が、楽しみながら年齢を重ねるための美のヒントを発信中。

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