【浜松】幻のカレー「あさひやのカレー」を食べられる店に行って食べてきた、涙がこぼれた。
浜松市民であれば馴染み深かった、幻の惣菜チェーン店「あさひや」。現在の「天神屋」に吸収される前は、国道沿いなどに「カニ」の看板が目印となったこの店舗をよく見かけたかと思います。そんな「あさひや」のなかでひときわ人気だったメニューといえば「カレー」。あのドロっとした独特のカレーは市民のソウルフードでもありました。しかし現在は食べられない……と思いきや実は食べられるのです。
あさひやのカレーを出す「Cafe La Paix Lion(ラ・ペ・リオン)」さん
ということでやってまいりました、若林町にある「ラ・ペ・リオン」さん。場所は、可美公園ちかくにあります。
コンテナ型のカフェで、なんともオシャレ。こんなオシャレなお店で、地元密着なカレーを本当に出してくれるのでしょうか。
出してくれるようです。「復活あさひやのカレー」と看板に書いてあり、かなり気合を入れているようです。これは絶対に食べなければなりません。
店内に入ると、女性店員がやさしく出迎えてくれる。どうやら夫婦で経営しているようです。しばし時間をすごし、知り合いと合流。その後目的のカレーを探すと、名前は「グランパカレー」と記載されている。これが「あさひやのカレー」のようです。
せっかくなのでセットで注文をする。メニュー表も手作り、というか店内全てが手作りのDIY感があり、非常に親近感があります。
しばし10分ほど待つと……出てきました、あの「あさひやのカレー」です。
さっそく「あさひやのカレー」を食べる
これが「あさひやのカレー」。うんうん、このドロっとしたカレールーに、らっきょう・福神漬け。なんとも懐かしいビジュアルです。
最後に食べたのは25年ほど前か……当時の恋人が食べたいと言っていたので一緒に食べたのが最後。本当に懐かしい。
ルーの中に、にんじんや玉ねぎなどが入っており、かなり煮込まれている様子が伺えます。
ではさっそくいただきます……
うまい!
ザ・庶民的なカレーといった感じで、これぞ「あさひやのカレー」。不思議なもので、最初フルーティーな甘い香りがするのですが、最後はスパイシーでパンチのある、カレーの味わい。
これは多分なかなか真似できるものではないレシピだろう。
店員の方が話してくれたのですが、色々な人に話を聞いて、できる限り再現させた、とのことです。
本当に、ここまで再現できるというのは凄いことです。一体どのようにして再現させたのでしょうか。
贅沢を言えば、このカレーのレシピを根絶させないよう、今後も受け継いでいってほしいものです。
ただ、ここでしか食べられない、という希少さもウリですので、是非とも皆様、あの頃を懐かしく感じる方は足を運んでみてください。
Cafe La Paix Lion(ラ・ペ・リオン)
住所:浜松市中央区若林町
TEL:053-548-5052
営業時間:10時~17時、水曜・木曜定休