【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動 !Part84:大学の図書館は24時間 他
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
今回も「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をどうぞお楽しみくださいね~♪
さてさて、これまでにお届けしたシリーズは、もう読んでいただけたでしょうか?
まだ読んだことがないという方は、ぜひ、この機会に読んでいただけると嬉しいです^^
さあ!それでは、今回の不思議をさっそく見ていきましょうね~!
今回は、こんな不思議を紹介しますよ~^^
「大学の図書館は24時間空いている」
皆さんがご存知だと思いますが、韓国は学歴競争が激しく、勉強に対してとても熱意がある国ですよね。
大学入試のために高校では「야간자율학습(ヤガンジャユルハクスプ)」日本語で夜間自律学習と言われる夜の自習が半強制となっており、特別な用事がなければ夜の10時頃まで毎日学校に残り勉強するのが普通となっています。
またこの自習の後に塾に通う子達もいるんですよ!
一体何時まで勉強するの~!と驚いてしまいますよね。
日本の高校では想像できないほど厳しいですね。
実はこの激しい競争は、目標の大学に入ってからも変わらないんです!
なぜなら大学のテストも、将来の就職に向けいい成績をとるために、多くの大学生が必死に勉強するからです。
大学生のテスト期間は、勉強をする場所の確保を血眼になって探す大学生だらけになります。
大学周辺のカフェは勉強する大学生で溢れ、一般人の席がなくなってしまうほどの状況になることもよくあるんですよね。
しかし、カフェに毎日通っていたら、コーヒーなどの飲み物や食べ物など食費でお金がたくさんかかってしまいますよね?
そこで大学生が勉強場所に1番に選ぶのは大学の図書館!
韓国の大学の図書館は本が置いてあるだけではなく、学生が勉強しやすいようにソファーや座りやすい椅子や広い机、コンセントも設置しており、自習スペースがしっかりしているんです。
また、テスト期間の大学生のために図書館は24時間オープンしているので、朝から夜まで席をとって勉強する学生が多いです。中には図書館に泊まりがけで勉強する大学生も!
夜通し勉強してそのままテストに直行…なんてケースも少なくないようです。
なんでも韓国には「テスト前に頭を洗うと、勉強して頭に入れたものが全て流れてしまう」というジンクスがあるんだとか。テストのためになると、オシャレやメイクを全て捨てて大学に来る人も本当に多いんですよ!
韓国ドラマ「チーズインザトラップ」ではテスト期間の大学生の様子やファッションはもちろん、大学生活を忠実に再現しているので、韓国の大学ってどんな感じなんだろう?と気になる方にはおすすめの作品ですよ。
「高校3年生は新年明けてすぐ成人!」
韓国ドラマ「A-TEEN」で、みんなで新年が明けるのをお店(未成年は立ち入り禁止)の前で待ち、新年になった瞬間、身分証を提示してお店に堂々と入店するというシーンがありますが、見ていて、どういうこと?と思った方も多かったのではないでしょうか?
新年が明けたら年をとるなんてことはまさかないだろうし、なぜさっきまで未成年だった子達が未成年立ち入り禁止のお店に入れるようになるのだろう…という疑問を持つと思います。
しかし、なんとそのまさか、なんです!
韓国では新年にみんなで歳を1歳とります。
韓国では日本と異なり、「한국 나이(ハングン ナイ・韓国の歳)」という、韓国独自の年の数え方があります。これは日本語で「数え歳」と呼びます。
韓国では生まれたときから1歳で始まり、みんな一緒に新年が明けた1月1日に、1歳年を取るという数え方をします。
なので誕生日を迎えるまでは、満年齢と2歳差が生じるんです!
韓国では19歳になる年の1月1日からお酒の購入ができるのですが、高校3年生の子達は新年が明けるとみんな数え年で19歳を迎えます。
つまり、「祝お酒解禁」というわけになるんですね。
ただ、最近韓国はこの「数え年」を廃止すると発表しました。
飲酒解禁については、今後も1月1日からなのか、それとも誕生日からなのか、検討中だそうです。
韓国ドラマでもよく出てくるシーンとして、お正月になると高校3年生の子達が友達同士でお酒を楽しそうに飲み賑わうシーンがありますが、もしかしたら今後は少しずつ変わっていくかもしれませんね。
「韓国の人は初めて会った人にすぐ歳を聞く?」
「혹시 나이가 어떻게 되세요?(ホクシ ナイガ オットケ トゥェセヨ?)」(歳はおいくつですか?)
韓国ドラマでよく出てくる場面の1つに「歳を聞く」シーンがありますよね。
初対面からすぐ歳を聞く場面がやけに多いな、と思ったことはないでしょうか。
韓国は世界の国の中でも非常に年齢、歳にこだわります。
一体なぜかというと、韓国が儒教の国であることが関係しているんです。
韓国は上下関係をきちんとするために最初に年齢を聞きます。
また、年齢によって呼び方を決めるためでもあるんですよね。
韓国では年上なら「형(ヒョン), 오빠(オッパ), 누나(ヌナ), 언니(オンニ)」と呼ぶ文化があります。
「형(ヒョン), 오빠(オッパ)」を日本語にすると「兄、お兄さん」、「누나(ヌナ), 언니(オンニ)」は「姉、お姉さん」というような意味になります。
日本では家族にしか使わない表現ですが、韓国では年が上であれば使います。
また、男女でも呼び方が違い、男性が年齢が下の場合「형(ヒョン), 누나(ヌナ)」を使い、女性が年齢が下の場合、「오빠(オッパ), 언니(オンニ)」を使いますよ。
呼び方の種類がこんなにあるなんて、びっくりですよね!
だからこそ韓国では、まず年齢を聞くのが重要なことなんです。
いかがでしたか?
今回は韓国の文化でも有名な「呼び方」が出てきました。
韓国独自の様々な呼び名、呼び方を知ると、韓国ドラマに出てくる用語の理解にきっと役立ちますよ。
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