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パキスタン初、ピザを運ぶ「ロボット・ウェイトレス」地元で大人気

佐藤仁学術研究員・著述家
ピザを運ぶロボット(Techjuiceより)

パキスタンで初となるロボット・ウェイトレスがピザ店で導入されて、地元の住民に大人気のようだ。

パンジャブ州ムルタンにあるピザ屋で、店長の息子のOsama Jafari氏が開発した3台のロボット・ウェイトレス。それぞれRabia、Annie、Jennieと名付けられている。ロボットは25キロで、5キロまでの荷物を運ぶことができる。

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テーブルまで運ばれてきたピザは客がとる
テーブルまで運ばれてきたピザは客がとる
3台のロボットとOsama Jafari氏(写真:Malaysian Digest)
3台のロボットとOsama Jafari氏(写真:Malaysian Digest)

ウェイターでなくてウェイトレス

イスラマバードの大学でエンジアリングを学習していた24歳のOsama Jafari氏は「中国で導入されていたロボットのウェイターを見て、ロボット・ウェイトレスを開発しようと思った」とのこと。「ウェイター(男性)でなくてウェイトレス(女性)にしたのは、女性型ロボットの方が体型が軽いので持ち運びやすいから。さらに女性とわかるようにスカーフを巻いた」

部品などは全てパキスタン国内で調達、8か月かけて開発。1台につき約70万円のコストがかかっている。

子供に大人気

お客様のいるテーブルまでピザを運んでいく。運ばれたピザは客が立ち上がってテーブルまで運ぶ。ピザを運んでくるロボットがいるということで地元で大人気のようだ。「ロボットがピザを運んでくる」エンターテイメントを楽しめるということで特に子供に大人気で、地元だけでなくパキスタン中から、ピザ屋にやってくる客が絶えないようだ。ピザ屋の売上も倍増しており、店長は他の場所でもピザ屋を開きたいとのこと。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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