強い寒気が上空を通過し、関東でも降水域が発生へ

あさって１３日（土）夕方から夜は、関東平野部でも雪が予想されています。

これは上空５５００メートル付近で、－３３度以下の強い寒気が通過するとともに、関東で上昇気流が強まり、また風もぶつかり合うため、夕方から夜にかけて、降水域が発生する予想となっているためです。

降る時間は数時間程度とみられますが、下層寒気が強いため、降れば、みぞれや雪になる可能性も高いと思われ、降水がやや強まれば、平野部でも、北部を中心に、積雪が発生する可能性もありそうです。都心でも、初雪の可能性があります。

まだどれくらい降るかは微妙なので、最新情報にご注意ください。

あさって１３日（土）昼過ぎから夕方に北部で降り出す

では今の予想を少し詳しくみてみましょう。

あさって１３日（土）の昼過ぎから栃木や茨城を中心に、平野部でも降水域が発生し、降水とともに、気温が急降下する見込みです。降水の始まりは５度以上あっても、湿度が低い状態での降水のため、北部では一気に気温が３度以下まで下がる予想で、その後、降水域はまとまりながら南東方向へ移動する見込みです。

１３日（土）夜にかけて、都心でも初雪の可能性あり

１３日（土）午後６時の予想では、茨城が広く雪、千葉北部や東京２３区付近ではみぞれというような予想となっています。このあと、午後９時頃にかけて、主に千葉に降水をもたらしたあと、東や南へ抜けていく見込みです。都心でも初雪の可能性があります。

降水域と寒気の強まり次第では積雪の可能性も

上図は、あさって１３日（土）夕方の降水域や最下層といわれる上空５００メートル付近の寒気の予想です。上空５００メートル付近で０度以下ならば、地上の気温も３度以下となり、みぞれや雪で降る可能性が高くなります。

すると、午後３時に降水が始まる頃には、上空５００メートル付近の０度線は栃木や茨城の北方にありますが、降水域が南下するとともに、午後６時には、０度以下の寒気が一気に千葉北部や東京２３区付近まで南下する予想です。

この降水域と寒気の強まり方の兼ね合い次第で、雨で終わるか、雪が交じるか、雪が主体で降るか、積雪が生じるかが微妙に変化することとなります。もちろん、降水域がどれくらい広がり、どれくらい強まるのかにもよるでしょう。

寒気がより強まり、より降水域が強まる場合には、栃木や茨城、千葉などを中心に、積雪が生じる可能性も否定出来ませんので、最新情報にご注意ください。