コロナに罹患して「これが噂の!?」初めての症状に驚く
オランダ在住のひかさん夫妻。コロナウィルスに罹患した時の話です。オランダではコロナやインフルエンザに罹患した際は症状にもよりますが特に処方薬もないのでかかりつけ医に行く事もなく自宅療養になります。
水を飲むことはもちろんのこと、唾を飲み込むだけでも喉に激しい痛みが走り、その痛みはまるで喉に熱したアイロンを押し当てられているような感覚だったそうです。
これまでにも風邪やインフルエンザによる咽頭痛を経験したことがあったそうですが、それとは比べものにならないほどの激痛で、今までのどの体験をも超えるものだったそうです。
オランダではかかりつけ医からの処方薬はなく、市販薬が推奨されるとのことでした。
その市販薬を服用したところ、激しい咽頭痛がかなり軽減され、水を思う存分飲めるようになったそうです。倦怠感と咽頭痛はあったものの、高熱は出ず、これが症状のピークだったことに安堵されたとのことです。
夫に指摘されて気づいた症状――それは「匂いがしない」ということでした。話には聞いていたものの、完全に無臭の世界に驚かれたそうです。
愛犬の一番匂いが強い耳ですら無臭。シャンプーのフローラルな香りもまったく感じられませんでした。こんなにも「無臭」の世界が存在するのかと思うほど、匂いをまったく感じ取れなくなったそうです。特に鼻詰まりや鼻水といった症状がなかったため、いつから匂いを感じなくなっていたのかも分からなかったといいます。
その後、一週間ほどで匂いは徐々に回復し、体調も万全に戻ったそうです。しかし、あの「世界から匂いが消える」感覚は非常に不安を感じるもので、健康のありがたさを改めて実感させられる出来事だったと振り返られています。