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目撃!空港カウンターで怒鳴る客→仰天したスタッフの対応

樫山ひか漫画家/イラストレーター

オランダ在住のひかさん夫妻。夫がエジプト出張からの帰りの便、行列のカウンターに並んでた時起こりました。

空港のチェックインカウンターは、通常スムーズに手続きを済ませる場所。ところが、夫が訪れたその日は少し様子が違っていたそうです。

若い航空会社のスタッフが、声を荒げるお客さんの対応に追われていました。一生懸命説明しようとするものの、お客さんはその言葉にかぶせるように持論をまくし立てるばかり。声のボリュームに圧倒され、スタッフは明らかにびくびくしながらも対応を続けていました。

その時、同じ航空会社の別のスタッフが加勢に登場。助っ人が現れたことで状況が落ち着くかと思いきや、これが意外な展開に。なんと助っ人スタッフもお客さんに負けじと声を張り上げ、応戦を開始したのです!

まるで空港カウンターが戦場と化したかのような熱気。周囲の人々は何事かと見守るばかりで、夫も遠巻きにその成り行きを注視していました。

一旦静寂が訪れ、「ようやく終わったのか?」と思った瞬間、助っ人スタッフが専用の一段高い場所に上がり、今度はそこからお客さんを見下ろす形で再び物申す展開に。その態度はさらに毅然としており、まるで自分の優位を物理的にも示すようでした。エジプト語でのやり取りだったため内容は分かりませんでしたが、どちらも譲らぬ様子に周囲は完全に圧倒されていました。

夫はその場を離れるため自分のチェックインを済ませましたが、激しいやり取りはまだ続いていたようです。ところが、夫が搭乗した飛行機で驚くことが起きました。あの怒鳴り続けていたお客さんが同じ便に乗っていたのです。「機内でもまた一悶着あるのでは」と緊張が走ったものの、そのお客さんは驚くほど静かで、フライト中は何事もなく過ぎていきました。

後でこの一部始終を振り返り、夫はこう話していました。「あのスタッフの姿勢には正直驚いた。恐れず、自分の役割を果たそうと全力で対応していた。言葉の内容は分からなくても、その熱意と責任感は伝わってきたよ」。

旅は時に、思いがけない出来事に出くわすものです。それもまた、後から振り返ると一つの忘れられない経験となるのかもしれません。

漫画家/イラストレーター

オランダ在住のエッセイ漫画家。日本人夫婦目線によるオランダでの日常生活や海外で出会ったネタなどをクスっと笑える漫画で紹介。ライブドア公式ブロガー。ブログ、Twitter、インスタで毎日漫画を更新中!

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