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【京都市】上京区 徳川家康が深く崇敬した『村社霊光殿天満宮』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の道を歩いていると歴史の中を歩いているような気分になります。

ふと出会った「村社 霊光殿天満宮」さんは、住宅地のなかに立派な石鳥居がその存在感を出していました。 

霊光殿天満宮の鳥居には「天下無敵必勝利運」と書かれた扁額が掲げられています。後宇多天皇より下賜された御宸筆を書き写したものだそう。蒙古襲来の時に、後宇多天皇が「霊光殿天満宮」にて夷賊退治の祈祷を行わせると、元の船がことごとく沈んでいったことから扁額を頂戴したそうです。

寛仁2年(1018年)、菅原道真の6代後の子孫にあたる菅原義郷が勅命により、かつて道真の領地であったとされる河内国若江郡に神殿を建てたのが始まりとあります。

境内は、鳥の声がよく聞こえてくるような閑静な場所にあります。ご祭神に「菅原道真」公と「徳川家康」公を合祀する珍しい天満宮です。

菅公千年祭を記念して建てられた石碑もありました。

1570年に、徳川家康が「天下太平」を「霊光殿天満宮」に祈願したことから、1636年には徳川家康公を祭神として合祀。社家である若江家の再興に尽力したためともいわれてます。

天満宮ということで、ご神体の牛さんもいらっしゃいます。

牛さんの後ろには、十字屋さんの文字と時計、そして末社の老松神社が見えます。

菅原道真公:学問の神、雷神

徳川家康公:出世の神、天下太平

なんだか、パワフルな天神さんですね。

村社 霊光殿天満宮

〒602-0932 京都市上京区新町通今出川下る徳大寺殿町365

電話:075-431-4763

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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