【京都市左京区】工事現場にアートが出現! 解体工事の期間限定《青空美術館》
京都市左京区の北山エリア。
ここにはかつて、京都府立総合資料館がありましたが、8年ほど前に閉館となりました。
現在は解体工事中で、2025年7月頃にはカフェや公園を備えた住宅展示場として生まれ変わる計画のようです。
工事中は、安全確保や騒音防止の為のフェンスが周囲を囲んでいますが、そこに面白い試みを見つけました。
その名も、青空美術館。
工事現場を囲むフェンスに、たくさんの美術館作品が並んでいます。
これは「天才アートKYOTO – NPO法人 障碍者芸術推進研究機構」の取り組みで、工事現場のフェンスに天才アートKYOTOアーティストの作品を飾る、期間限定の「青空美術館」となっています。
工事現場のイメージアップを図るとともに、多くの人に作品に親しんでもらい、障碍のある人の芸術活動を支援するために教育委員会と上下水道局、京都の企業が連携してスタートしました。
音がしたり埃が舞ったりする為、工事現場の近くは嫌われがちかもしれませんが、青空の下で輝く美術作品を眺めていると、そんな気持ちも忘れてしまいます。
工事現場のフェンスに並べられているという性質上、いずれは撤去され無くなってしまうという、限定感も面白いですね。
こういう取り組みが広がると、日常がもっと楽しくなると思いました。
《青空美術館 第17号プロジェクト》
場所
京都市左京区下鴨半木町 旧府立総合資料館 解体現場東側 ※地下鉄「北山」駅1番出口すぐ
工事名
旧府立総合資料館 解体工事
期間
2024年6月1日~2025年1月末(予定)
URL