7日(土)は東京都心で初雪の可能性
7日(土)は低気圧が通過
関東地方は年末からカラカラ天気が続いており、東京都心は昨年12月23日(金)からきょう1月4日(水)まで、13日連続で降水が一滴も観測されておらず、乾燥注意報も出っぱなしの状態です。そんな関東地方に久しぶりに降水の可能性が出ています。
上図は今週末7日(土)の低気圧や降水量の予想ですが、2つの低気圧が本州付近を挟むように東進し、このうち本州の南を通過する低気圧の影響で、関東地方にも降水域がかかる予想です。
さらに上空にある寒気の影響で、関東地方は内陸ほど雪の可能性が高く、東京都心でも初雪となる可能性があります。
ただし予想される降水量は、多くても数ミリから5ミリ程度で、今のところ、平野部では積もるような雪となる可能性は小さく、しかも日本海にある低気圧が上空に南から暖気をひっぱり込めば、気温場が上がるため、平野部では弱い雨で終わる可能性も十分にあり得ます。
雨で降るか、雨に雪が交じるか、雪で降るか、またどれくらい降るかなどは、まだまだ定まってない状況です。
内陸ほど雪の可能性が高く、東京都心も初雪の可能性
今発表されているコンピュータによる最新の雨や雪の予想は上図の通りです。
7日(土)朝には東海や甲信地方に降水域がかかり、午前9時の予想では、山梨や長野では雪、関東西部の内陸でも一部で弱い雪が降り出す見込みです。
その後、昼頃にかけて、降水域が関東平野部へも広がり、弱いながら群馬や栃木では雪が主体となり、さいたまや東京都心などでも、雨に雪が交じるみぞれとなる可能性があり、東京都心でも初雪の可能性があります。
今のところ、降水のピークは昼頃で、夕方までに止む所が多くなるため、降る時間はせいぜい6時間くらいで、降る量も少ない予想ですが、低気圧の動向はまだ定まっておらず、最新の情報に注意が必要です。
また雪にならずとも、7日(土)正午の気温は、東京都心でせいぜい4度程度など、極寒が予想されています。
予想降雪量は?
上図はコンピュータによる7日(土)午後3時までの24時間予想降雪量です。
関東平野部ではおおむね6時間程度の降水とみられますが、平野部でも内陸を中心に、降雪がある計算となっています。ただ山沿い方面を除いてはほとんど1センチ未満の降雪量予想で、今のところ、平野部では多く積もるような計算とはなっていません。
ちなみに、東京都心やさいたまなどは0.1センチから0.3センチ程度の降雪量で、わずかに弱い雪が降るか、雨に雪が交じる程度の計算です。
この降雪量予想も、低気圧の動向や上空の温度場などにより、変わる可能性がありますので、最新情報にご注意ください。