小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」より徒歩12分の場所にお店を構える『ウエダクレープ鵠沼海岸』。昨年12月にできたばかりの“ワンちゃんも一緒に入れる”「テイクアウト中心のクレープ屋さん」で、今とにかく注目を集めています。

白を基調とした洗練された建物に少々身構えるも、木の温もりを感じるモダンな店内は気負わずに過ごせる癒され空間。心落ち着く花と緑がセンス良く配され、窓際にはイートイン席も用意されています。

そんな『ウエダクレープ鵠沼海岸』は“お店が開けば外で入店を待つ人もいる”ほどひっきりなしにお客さんがやってくる人気店。

息つく暇もなく次々と入る注文に、店主の上田さんは「特に宣伝はしていないのですが、オープンから驚くほどたくさんのお客さまがご来店くださいます。なかには1人で7～8個のクレープをご注文になる方もおられますよ」「１番のこだわりは『生地』です。国産無農薬小麦粉と全粒粉や、『ギー（美容やアンチエイジングに良い純粋なオイル）』を使いお作りしています。また具にもこだわり、レタスは無農薬水耕栽培のシャキシャキ食感のもの、チョコレートはチョコレート味のシロップではなく“製菓用のもの”を溶かしてクレープに加えています」と話します。

お店のレギュラーメニューは「ホントノチョコカスタードバナナホイップ（700円）」「ハニーレモンホイップ（570円）」といった甘いものから「スモークチキンサルサ（720円）」「タコミート（720円）」などのお食事系まで約20種。

今回は「ホントノチョコカスタードいちごホイップ（750円）」をいただきました。

店内に広がるふんわりと甘くて香ばしい香り…。

「ホントノチョコ」と濃厚なカスタードを直接生地に伸ばし、イチゴとホイップ、苺のソースをプラス。1枚1枚ていねいに手作業で仕上げていきます。

かなり盛りだくさんな具を包むと…

この大きさに（重量も通常のクレープの2倍以上あるような…）。受け取った時に「食べきれるかな？」と感じたくらいです。

口に含んだ瞬間思わず「美味しい！」と声が出てしまった筆者。まず注目したいのは、やはりクレープ生地の美味しさ。無駄な甘さのない小麦本来の味わいで、サクッ＆モチッとしていて食べ応えがあります（こんなに具だくさんなのに、食べ終わるまで1滴もソース類が漏れ出ない強度の生地）。口の中でパリパリ食感が躍る「ホントノチョコ」は、カカオのビターな香りが格別。全体的にとても上品なクレープで「大人を楽しませるスイーツ」といった印象を受けました。これはいい素材を使っているのがわかる逸品だなぁ…。

上田さんは「あんこを使ったクレープやお食事系のクレープも人気です。ときどき季節限定商品も販売しますので、ぜひ公式Instagram（外部リンク）をチェックしていただけると嬉しいです」と話します。次はお食事系を試してみたいなぁ...。

平日にもかかわらず、取材中も止まらぬ注文に大忙しの『ウエダクレープ鵠沼海岸』。週末はさらに混み合うとのこと（現在は週4日営業／火・木・土・日）。また1枚1枚ていねいに仕上げているので提供までに少し時間がかかりますが、焼き上がるまでの時間もゆっくりのんびり楽しみたい1軒です。