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寒さ・大雪はいつまで?

片山由紀子気象予報士/ウェザーマップ所属
12月17日午前9時の雪雲の様子、ウェザーマップ作画、筆者加工

 17日(日)は強い寒気の影響で、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州の市街地で雪がちらつきました。金沢の初雪は平年より23日遅く、和歌山、徳島、松山、熊本の初雪は平年並みです。

 西・東日本は大晦日にかけて寒さが続く見通しです。一方、北日本はクリスマス頃から寒気の流れ込みが弱まる可能性があります。

極寒の冬至(12/22)に

 12月1日の新潟以降、初雪が途絶えていましたが、17日は、北は富山から、南は熊本まで、全国15か所(午後4時現在)で初雪が観測されました。一気に冬が本格化したようです。

12月17日朝、初雪が降った長崎市内、平地真菜さん撮影
12月17日朝、初雪が降った長崎市内、平地真菜さん撮影

 雪はいったん弱まっても、21日(木)~22日(金・冬至)はさらに強い寒気が流れ込むため、九州北部地方や山陰では市街地を含めて、雪が積もるでしょう。暖房や冬用タイヤの準備をしっかりしてください。

日本海側はホワイトクリスマス

 クリスマス頃も、西・東日本では寒さが続く可能性が高いです。いつも以上にホワイトクリスマスになるかもしれません。

【上空1,500メートル付近の気温予想図】5日間平均(12/25~12/29)ウェザーマップ作画、筆者加工
【上空1,500メートル付近の気温予想図】5日間平均(12/25~12/29)ウェザーマップ作画、筆者加工

大晦日にかけても寒さ続く

【上空1,500メートル付近の気温予想図】5日間平均(12/27~12/31)ウェザーマップ作画、筆者加工
【上空1,500メートル付近の気温予想図】5日間平均(12/27~12/31)ウェザーマップ作画、筆者加工

 さらに、西・東日本は大晦日にかけて、寒さが続く見通しです。133年ぶりに12月に夏日となった宮崎も朝晩は氷点下の冷え込みとなるでしょう。

 西・東日本は寒い一方で、北日本は徐々に寒気から抜け出す予想です。大晦日にかけて、冬型の気圧配置は北日本から緩む可能性があります。

【参考資料】

気象庁:2週間気温予報解説資料、2023年12月17日

気象予報士/ウェザーマップ所属

民放キー局で、異常気象の解説から天気予報の原稿まで幅広く天気情報を担当する。一日一日、天気の出来事を書き留めた天気ノートは128冊になる。365日の天気の足あとから見えるもの、日常の天気から世界の気象情報まで、天気を知って、活用する楽しみを伝えたい。著作に『わたしたちも受験生だった 気象予報士この仕事で生きていく』(遊タイム出版/共著)など。

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