型崩れした帽子は「ふうせん」があればシャキーンと新品同様に洗うことができます。
こんにちは、おうちクリーニング研究家のハナです。
日差しが気になる季節になってきました。
慌ててに帽子を引っ張り出したら、片付ける時には気がつかなったシミが発生していたり、ヨレヨレに型崩れしていたってことはありませんか?
本日は日除け帽子の型崩れの直し方と洗濯方法です。
ちょっとしたコツで誰でも失敗なしにヨレヨレになった帽子がシャキッと甦ります。
新しい帽子を買う前に試してみてはいかがでしょうか。
【この記事を読んで解決できること】
・型崩れさせない帽子の洗い方
・型崩れした帽子の直し方
洗濯表示チェック
洗濯する前に、まずは洗濯表示チェック。
これは洗濯表示は水洗いできませんという意味のマークになります。
今回は水を使いますので、このマークが付いている場合はクリーニング店などプロにお任せしてくださいね。
ただ、帽子は自宅で洗うことが想定されていないことが多く、洗濯表示が付いていないものも多々あります。
基本的に洗濯絵表示に従いますが、洗濯表示がない場合は綿やポリエステルなど水に強い素材の場合は、型崩れを気をつけつつ作業していきます。
注意しないといけないのは、水に強い素材でも、帽子のツバに固い芯の入ったキャップなどの帽子です。
帽子のツバにはポリエチレンの板が入っている場合が大半ですが、ごくまれに圧縮したボール紙が使われていることがあります。その場合、紙は水に弱い素材ですから、水洗いは厳禁です。
また、ツバの先に針金などの金属が入っている帽子も、水に浸けると錆てシミになってしまう危険性がありますので、水洗いは避けましょう。
長期保存によってできたシミ
衣替えした時はシミなんてなかったのに、数ヶ月ぶりにひっぱり出すとと黄ばみや汚れが発生していたという経験をしたことはありませんか?
黄ばみや汚れは、汗や皮脂の汚れが落とし切れずに残ったものが酸化することで現れます。
予備洗い
このように時間がたって現れたシミに効果があるのは洗浄力の強い固形石鹸がおすすめです。
・汗などによる黄ばみには、ウタマロせっけん
・ファンデーションなどのメイク汚れには牛乳石鹸
どちらもドラックストアで100円前後で販売されていますので、この機会に購入してみてはいかがでしょうか?
もし家に固形石鹸がない場合は、食器用洗剤も皮脂汚れをよく落とします。
型崩れは洗って直す
型崩れした日除け帽子はアイロンを使って整形してもいいのですが、帽子のような小さく立体的なものにアイロンをかけるのは、ある程度のテクニックが必要になります。
なので、今回はアイロンはかけずに洗って直します。
汚れが気にならない場合は、洗う作業は飛ばして糊付けするだけでOKです。
日焼け帽子の洗い方
必要なもの
・固形石鹸(汚れが気になる場合)
・おしゃれ着用洗剤
・洗濯用糊剤(キーピングなど)
・ふうせん(ポリ袋やレジ袋でも可)
① 予備洗い
汚れが気になる場合は浸け起き置きする前に固形石鹸をつけて予備洗います。
汚れが気になるとこを水で濡らし、固形石鹸を擦り付けブラシやスポンジを使って軽く汚れを擦り落とします。
布同士を擦り合わせるのは型崩れの原因になりますので、避けたほうがいいですよ。
洗い終わったら流水で泡を流します。
② 浸け置き洗い
目立つ汚れやシミが落ちたら、おしゃれ着用洗剤で浸け置きします。
エマール、アクロン、ボールド、シャレボンなどおしゃれ着用洗剤はたくさん販売されていますが、どれを使っても問題ありません。
※おしゃれ着用洗剤の洗浄力が気になる方は、私のブログ「洗濯ラボノート」で詳しく実験していますので参考にしてみてください。
おしゃれ着用洗剤の使用量はどれも同じで4Lの水に10ml。容器に水張り洗剤を溶かします。
洗剤を溶かした液に帽子を入れ、15分〜20分くらい浸け置き。
予備洗いしているので、擦ったり揺らしたりする必要はありません。
浸け置きが終わったら、2〜3回水をかえて泡が出なくなるまでよく濯ぎます。
③ 糊付けに挑戦
糊付けをしたことがない方も多いかもですが、夏場に糊の効いたサラッとたシャツの気持ちよさは格別です。この機会に試してみてください。
といっても、難しいことはなにもなく糊を溶かした液に浸けるだけなんですけどね。
糊付けするとアイロンをかけなくてもパリッと形よく仕上がるので、帽子の洗濯の際はできれば使ってもらいたい!
仕上がりが全然違います。
帽子は洋服よりもハリをもたせたいので、使用量はシャツなどの倍ぐらい濃くすることがポイントです。
容器に帽子が浸かるくらいの水をはり、洗濯用の糊剤を溶かし、そこに帽子を入れます。
帽子にまんべんなく液が染み渡ればOK。
心配でしたら5分くらい浸け置いておいてください。すすぎはせずに脱水します。
⑤ タオルドライ
脱水とはいっても絞るのは型崩れの原因になりますので厳禁です。
帽子を脱水するときは、絞ったりはしません。
バスタオルに挟んでタオルで水を吸い取るイメージでタオルドライ。
⑥ 最大のポイント 頭の形に干す
帽子の洗濯でもっとも重視したいのが干し方です。
被ったときの帽子の形をキープするように干します。
とはいえ、難しいことはありません。
100円ショップなどに売っているふうせんを使えば誰も簡単です。
ふうせんを帽子の頭の部分に入れて膨らませてます。
ちょうど帽子の形に膨らんで、形よくシワもなく干せるんです。
ふうせんがなければポリ袋やレジ袋を膨らませて使ってもOK。
新聞紙を丸めて入れるよりも形良く仕上がります。
平干しネットがあれば使います。なければ平たい場所に干します。
そのままの状態で固定されて乾くので、帽子を被った時の状態で干すのが重要なのです。
まとめ 仕上がり
ハリよくシワもなく仕上がりました。
帽子を洗うなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、ちまちまアイロンをかけるよも遥かに簡単で面倒がありません。
帽子が型崩れした時は、思い切って洗っちゃってください。
予備洗いすることで、汚れもしっかり落ちてます。
どうしても面倒な場合は、水に浸けてふうせんやポリ袋を中に入れて乾燥させるだけでもいいです。
だけど、洗濯糊を使うことで、かっちりとしたハリが蘇るだけでなくテカリなども目立たなくなります。
洗濯糊を使ったことがない方はぜひ試してみてくださいね。
見違えるようにキレイに仕上がりますよ。