3月8日はミモザの日。代々木公園のミモザに衝撃の展開【東京都渋谷区】
3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。イタリアでは3月8日は女性にミモザの花を贈る「ミモザの日」として知られており、街中の花屋さんにミモザのブーケが並びます。“春を告げる花”といわれる通り、明るいミモザイエローの花が咲くと、辺りがぱっと鮮やかな春色に一変します。
この時季のミモザの名所のひとつといえば代々木公園。。。といいたいのですが、残念ながら、代々木公園の原宿門のすぐそばにあったミモザの大木は、今年はもう見られません。例年ならこんな感じでぽっこぽこの大満開ミモザ祭り状態だったのですが…。
2022年3月現在、代々木公園の原宿門の側のミモザの大木は影も形もなくなり、こんなにほっそり小さな苗木だけに…!!!!
「あれえっ?! ミモザの木がないっ??」「なんで?? 毎年ここに咲いていたのに?!」――私以外にも 狐につままれたような顔できょろきょろしている人たちを何人か見かけました。
代々木公園サービスセンターに伺ったところ、ミモザの枝が折れ(自然または人為的に)、そこから樹木全体が枯れてきてしまい、倒木の恐れがあるためやむなく伐採したそうです(涙) 毎年ミモザの開花を愉しみにしていたミモザウォッチャーとしては、大切な友人を失ったような気持ち。。でもよく見ると、苗木にかすかにミモザの花の兆しが…。
苗木ミモザが以前のような大木になるには何年もかかるでしょう。でも、生まれたての子ヤギのような幼いミモザたちを そっと見守っていきたいと思います。*ちなみに、代々木公園側の拙宅のベランダでもミモザ(ギンヨウアカシア)の木を育てていますが、30cmほどの苗木を鉢に植えてから 5~6年で縦横1mほどにわさわさ生長し、毎年そこそこ開花しています。代々木公園のミモザにもすくすく生長してほしいと願ってやみません。
最後に、いまはなき先代の代々木公園ミモザの在りし日の艶姿をお届けしますね。
そしてこれが昨年撮影した最期の艶姿――
代々木公園のミモザの開花を毎年心待ちしにし、世知辛い世界で そのほわほわと繊細な花に心を慰撫されていたのは たぶん私だけではないはず。もうあの堂々たる姿を見上げることはできないけれど、満開のミモザの梢から漂っていた甘い香りはずっと忘れない。
ありがとう、ミモザさん(合掌)
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代々木公園
東京都渋谷区代々木神園町2-1
TEL 03-3469-6081(代々木公園サービスセンター)
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