【浜松】松本潤「浜松まつり」騎馬武者行列はなぜ成功したのか
本日5月5日に行われた、浜松市中心街で行われるNHK大河ドラマ「どうする家康」のイベント「騎馬武者行列」。多くの観光客が訪れ、ごった返すことはあらかじめ想定できていたわけですが、蓋を開けてみればそれ以上。もはや歩くことすら困難といった状況。なんだか昔の「浜松まつり」を思い出させるそんな状況でしたが、無事成功。一体なぜここまでスムーズだったのでしょうか。
観覧客と、一般客を明確に分別
松本潤「浜松まつり」騎馬武者行列今回この「騎馬武者行列」を観覧するには、あらかじめ抽選で当選しなければなりません。当選者は22000名ということで、なかなか狭き門ではありますが、浜松市中心街のキャパを鑑みるとそのくらいが限界なのでしょう。
さて、気になるのは当日「チケット」がない方はどうなるかという点です。現場では青い柵で明確に「観覧エリア」とそうでないエリアと別れておりました。
実は朝早く、席取りをしていた方もいたのですが、残念ながら青柵が張られ、事前の場所取りは無効となりました。
そして、この「観覧エリア」に入るには、まず当選した観覧チケットがあるということ、そして「免許証」など個人を特定できるものが必要。
むろん「転売」されたチケットでは本人確認がとれないので無効です。
観覧エリアに入るにはガッツリチェックされます。まるで大手テーマパークのようなチェックで、手荷物検査もされます。
これは、昨今様々な「テロ」が発生しているため、未然に防ぐ効果もあります。
上から確認すると「観覧」できるエリアが明確に別れていることがわかります。つまり、チケットのない方はかんたんに観覧席には入ることは難しい。
ちなみに、このビルの屋上ですら「警察官」が目を光らせていた。今回の「騎馬武者行列」に死角など存在しないようだ。
歩道は立ち止まることは禁止
歩道では立ち止まることは禁止されております。
これは万が一、人が立ち止まったり一気に進んだりすることで、韓国の梨泰院 ( イテウォン )のような事故を防ぐ狙いがあると思われます。
観覧チケットを持っていない方は、歩道から見ることはできず、ビルの敷地内にちょっと入って見るなどをするしかなさそうでした。
それを見越してか、YAMAHAでは事前にバリケードを張って、チケットのない客が入り込まないような対策をしておりました。用意周到すぎる。
イベント終了後、観覧席は待機
イベント終了後、ああ楽しかった……といってすぐ帰られるというわけではなかった。事前に待機しているように指示があった。
これは一気に人が帰宅することで、将棋倒しのような事故を防ぐ意図があるものと思われます。当然これには不満の声もあったようで「いつになったら帰えられるんだ」「トイレにもいけない」と怒りをぶつける人もいたが、安全を撮るためには致し方がない選択肢だと思う。
観覧客の節度ある行動
今回非常に気になったのが、観覧客のマナー。単刀直入に言って非常に良かった。誰一人暴れるものも、騒ぐものもおらず冷静。
「当たり前だろ」と思うのかもしれないが、やはり韓国の梨泰院 の事故や、安倍元首相・岸田総理の襲撃事件を踏まえると、何が起きてもおかしくない状況。観客は自ずとそれを理解していたのかもしれません。
また、現場に落ちていたゴミを拾う方の姿も印象的だった。
市の一方的な「規制」だけでなく観覧する側のマナーや協力が無けれれば今回の成功にはつながらなかったでしょう。
そんな気持ちの良いマナーで来浜してくれた方々に、浜松市を代表してお礼を言いたい。
家康公騎馬武者行列@浜松まつり
2023/05/05(金) 14:00 ~ 16:00
浜松市中心部 (鍛冶町通りから広小路通り)
[主催] 浜松市
https://eventregist.com/e/hama555?lang=ja_JP
(たまちゃん)