マルイカ釣りデビューを応援!必要な道具から釣り方まで教えます!
「釣りをもっと楽しみたい」「新しい釣りに挑戦したい」みなさま、はじめまして!MIO-METAL(みおめたる)と申します。
「釣りをもっと楽しく!」みおめたフィッシングでは初めての方にもチャレンジしやすい釣りや、お役立ち情報を発信していくことで釣り業界をさらに盛り上げていきます!釣り歴10年の経験を生かして、多くの方に釣りをもっと身近に楽しんでもらうことをモットーに活動しています。
今回は近年人気が高まっている「マルイカ」釣りをご紹介します。
毎年1月~8月頃まで釣ることが出来る「マルイカ」は釣り人の人気ターゲットです。実は「マルイカ」というのは関東の釣り人からの愛称で、標準和名は「ケンサキイカ」です。水深15メートル前後の浅場では数釣りが楽しめ、水深60~100メートル近くでは大型である「弁慶サイズ」と呼ばれるマルイカが釣れることもあります。味は甘味があり、柔らかく、刺身として食べるのに最高です!
釣って楽しい、食べておいしいマルイカ釣りに必要な道具や仕掛け、釣り方までご紹介します!
1.必要な道具
・ロッド……穂先が柔らかいマルイカ専用ロッド
・リール……小型の両軸リール
・糸……PE0.6~1号、リーダー3号~4号
・仕掛け……幹糸3号~4号、直ブラ
・クーラーボックス……イカに「直接氷が当たらない工夫」が必要
マルイカはアタリが繊細なので、穂先が柔らかいマルイカ専用竿が必要です。
アジやサバのように引きが強いわけではないので、重さを感じたり、穂先でアタリをみる必要があります。
各メーカーのマルイカ専用ロッドはアタリを感じられる作りになっており、穂先が柔らかいものがほとんどです。まずは「マルイカ専用ロッド」で探して見ましょう!ネットでも見つけることが出来ますが、自分の身長によって扱いやすいロッドの長さや調子がありますので、可能であれば実際に手に取って確認できる実店舗で試してみるのが良いでしょう。
リールも同様に感度が高い手巻きリール、アタリを感じた後バレないように安定して巻ける小型で軽量なリールがおすすめです。
マルイカ釣りで使用する糸は素材はPEライン、太さは0.6号~1号を選びましょう。
MIO-METALはマルイカ釣りを相模湾や東京湾でする際はPE1号を使っています。マルイカは「タタキ」と呼ばれる誘い方や水深100mの深場もやるので、糸への負荷を考えると、初心者はPE0.8号~1号の細すぎないPEラインを使用することをおすすめします。
フロロ3号~4号の幹糸の仕掛けを使用し、オモリは船宿の指定に合わせて30号~60号を使用します。
マルイカの仕掛けには3種類あります。
・直結仕掛け……アタリが出やすいが、バラしやすい
・直ブラ仕掛け……アタリは直結より劣るが、バラしにくい
・ブランコ仕掛け……枝ハリスが直ブラより長め、バラしにくい
初心者におすすめなのが「直ブラ仕掛け」です。直結仕掛けはアタリが分かりやすいですが、引き上げてる途中でイカに逃げられてしまいやすいです。一方、ブランコ仕掛けは構造は直ブラ仕掛けと同じですが、直ブラ仕掛けよりも枝ハリスを長めにとる為、手前おまつりなどトラブルが起きやすいです。
「バラしにくい」「トラブルが起きにくい」という理由から直ブラ仕掛けをおすすめします。
イカを釣った際に気を付けないといけないのが、クーラーボックスに入れる際に絶対に水や氷を直接当てないようにすることです。イカの身は真水に触れると劣化して味が落ちてしまいます。クーラーボックスに入れる際はザルやジップロックなどの密閉袋に入れて自然に締めてから、直接水や氷に触れないようにする工夫が必要です。
この他にもマルイカ釣りを快適にする道具はありますが、最低限必要なものをご紹介しました。
2.投入機の使い方
マルイカ釣りに際に必ず使うのが「投入機」です。船宿が貸してくれたり、マルイカ船に備え付けで置いてあるので使い方を覚えましょう。
マルイカ釣りでは、仕掛けにスッテをつけて投入機に入れます。こうすることにより、オマツリ(仕掛けが絡まること)を防ぐことが出来ます。
スッテを一個ずつ投入機の各筒の中に入れ、船長の合図でオモリを海へ投げることで絡まることなく仕掛けを飛ばすことが出来ます。
直ブラ・ブランコ仕掛けはカンナ(針)を下にして入れ、直結はカンナを上にして入れます。
3.マルイカの釣り方
投入機の使い方が分かったら、いよいよマルイカ釣りに出発です。
船長がマルイカの反応がある海域へ連れて行ってくれるので、船長の合図でオモリを投げて仕掛けを投入します。
ここでは、マルイカ釣りで代表的な「ゼロテン釣法」についてご紹介します。
「ゼロテン」とは「ゼロテンション」の略でオモリが着底したら、イトフケ(糸がたるんでいること)を取った後、糸を張らず緩めずの状態にすることをいいます。
イカのアタリをみるタイミングは
・着底してすぐ
・タタキをしてイカを誘い、再びゼロテン
・オモリを底から1mほど巻き上げてから落とした時
上記を繰り返していきます。
イカはスッテに抱きつくようにかかるので、アタリは重さを感じたり、竿先の動きがあるなどの感触があります。
少しでも感触や違和感を感じたら、竿先とオモリが張った状態でリールを一定の速度で巻き上げていきます。この時慌てて竿を上げてしまったり、早く巻き上げようとすると海中でオモリがバウンドしてしまい、カンナからイカが外れてしまうので注意しましょう。
マルイカゲットです!釣ったばかりのイカは墨を吐くことがあるので注意しましょう!
釣ったイカは一度バケツに入れ、すぐにまた仕掛けを投入しましょう。イカは群れで回遊しているので、一度釣れると続けて釣れることが多いです。釣れ始めたらどんどん仕掛けを投入し、落ち着いた時にイカをザルにあげて自然に締めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したのは、マルイカ釣りのほんの一部です。
一つの仕掛けに直結と直ブラを合わせたり、スッテも色の組み合わせや順番を選ぶことで釣果に影響が出るので、自分でやり方を工夫する楽しみがあります。マルイカが釣れた時の感触と、透き通る新鮮なイカを手にしたときの感動は釣り人にしか味わえない体験です。この夏は釣って楽しい、食べて美味しいマルイカ釣りに出かけましょう!