知らないと怖いうつ病の時に危険な行動の「共通点」とは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
外来をやっていると時々、こんなことを耳にします。
「うつ病のときに避けた方が良いことってありますか」
精神的に不安定な時にはさまざまなことが頭をよぎり不安になってしまいますよね…。
これをやらなくてはいけないというような事はないのですが、治療中や休養中に避けた方が良いことは存在します。
そして、その避けた方が良いことを無理にしてしまう方が時々、いらっしゃるので本日のテーマはうつ病の時に避けるべき事についてにしようと思います。
本日の記事を読んでほしい人
・うつ病に悩む人
本日の記事を読むメリット
・うつ病の時に避けるべき行動がわかる
この記事の信頼性
・毎日30人以上の外来診察に加えてインスタやvoicyにて6万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します
うつ病の時に危険な行動の共通点
まず結論からお伝えすると、「重大な決断を焦る事」は危険な行動なんですね。
言い換えると、うつ病の時には重大な決断を先送りにした方が良いという事です。もう少し深堀りしていきましょう。
うつの時には、思考が抑制されることが多いんです。思考が抑制されるというのは、頭の回転が鈍ってしまって複雑なことを考えることが難しくなるということなんです。
誰しも精神的な負荷がかかっている時には、上手く物事を考えにくくなるものなんです。
そのような時に、決断を焦ると良い事は何一つありません。むしろ悪い結果を生み危険とも言えるんですね。
重大な決断をする時には、とても大きなエネルギーを要します。
そのようなエネルギーが枯渇しているような、うつ病の時に重大な決断をしてしまうと間違った決断に繋がるだけでなく後々の後悔にも繋がりかねません。
具体的には転職や退職、引っ越し、結婚などなどライフステージが大きく動くような出来事です。このような決断は人生においては必ずしなくてはいけない決断ですよね。
決断することが大切なことではありますが、うつ病や適応障害においては一旦は決断しないことが大切なんです。
保留にしておいて、具合が良くなってきてから決断するべきなんですね。
具合が悪い時には誰しも冷静な判断ができませんが、決断を先延ばしにすることによりそれを遅らせることができるんですね。
そうすることによって失敗や公開を減らしてあげることができるんです。
今これを読んでいて、調子の悪さを自覚しているあなたは、今は決断を焦らないようにしてくださいね!
ではいつ決断すれば良いの?
「重大な決断を焦るなと言われてもいつ決断すれば良いの?」と疑問に思う方もいますよね。
うつ病の治療の時にゆっくりと休養し、必要な時には薬での治療も必要になるかと思います。
そして時間と共に少しづつ抑うつ症状が改善していきます。この過程で、抑制されていた思考が、徐々に改善していき思考力が元に戻っていくんですね。
思考力が病前の状態に戻ってくると様々なことに関して、冷静に判断できるようになっていきます。思考が抑制されていた時にはできなかったことが、できるようになっていくんです。
このように思考の抑制がしっかり改善してきた段階で、保留にしていた重大な決断を下すべきなんですよ!
まとめ
本日はうつ病の時に危険な共通点についてお話しました。
いかがでしたか?
今現在に具合の悪さの自覚がある方で、人生の大きな決断を迫られてはいませんか。
そのような場合には、決断を決して焦らないようにしてください。決断を焦るとむしろ危険だと思った方が良いですよ!
重大な決断は一旦先送りにして、しっかりと考えられるようになってから決断するようにしましょう。今はゆっくりと休んでくださいね♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんな他人軸に悩むあなたは私のブログ(外部リンク)をチェックしてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを応援しています♪