「血糖値が高い」のを放置するとどうなる?-血糖値について分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「血糖値が高いのを放置するとどうなるのか?」解説していきます。
今回の目次
- 血糖値とは?
- 高血糖を放置するとどうなる?
- 血糖値スパイクについて
- 高血糖を招かないために!
- 血糖値は低い方が良い?
- 最後に
【1】血糖値とは?
血糖値とは、血液中にどれくらいの「糖」があるのかを表した値です。
※血液中にある糖はグルコースやブドウ糖ともいわれます。
空腹時の血糖値は70-110mg/dLが正常の目安で、それより高いと高血糖・低いと低血糖という。
通常、食事をすると血糖値が上がり、食後約2時間後には空腹時の血糖値まで下がります。
何らかの理由により、食後約2時間後でも血糖値が高いと「食後高血糖」といわれます。
【2】高血糖を放置するとどうなる?
実際、血糖値が高い状態でも、初期は特別な症状はありません。
しかし、放置すると口渇(のどが異常に乾く)・多飲・多尿などの症状が現れます。
さらに放置すると、神経・腎臓・目など、様々な臓器に悪影響を及ぼしてしまいます。
例えば、高血糖が続き「神経が障害」されると下のような症状が現れることがあります。
- 足のしびれ
- 感覚に鈍くなる
- 足が攣りやすい
- 胃腸の不調(便秘・下痢など)
- 立ちくらみ
- EDなど
このように高血糖は、最初に特別な症状がなくとも、いつの間にか体の中で悪影響を及ぼすことから、高血圧などと同様に「サイレントキラー」と表現されます。
【3】血糖値スパイクについて
血糖値スパイクとは、食事をして、血糖値が急上昇し、そこから一気に急降下した状態をいいます。
食後、多少の眠気を感じる方もいると思いますが、血糖値スパイクでは強い眠気やだるさが起こります。
また、血管に負担がかかってしまいます。
血糖値スパイクは「今後、慢性的に高血糖になりやすい注意サイン」と思って良いでしょう。
【4】高血糖を招かないために!
前述したように、高血糖は気がつきにくいため、血糖値を定期的に測ることが大切です。
また、下のようなことも高血糖の予防としておすすめです。
- 適度な運動(有酸素運動を中心に、筋力トレーニングも組み合わせる)
- 食後に軽く歩く(激しい運動は控えましょう)
- よく噛んで食べる
- 食物繊維をしっかり摂る(血糖値の急上昇を予防)
- 炭水化物を摂り過ぎない
- 肥満の解消
- お酒を飲み過ぎない(特に肝臓やすい臓の負担を減らすためにも大切)
- ストレス解消(ストレスも血糖値を上げる変化をもたらします)など
なにより「歩くこと」が一番大切です。
【5】血糖値は低い方が良い?
ここまで高血糖について解説しましたが、だからといって血糖値は「低ければ良い」というわけではありません。
実際に低血糖の状態だと冷や汗・動悸・手や指のふるえ・強い空腹感・目のかすみなどが現れることがあります。
【6】最後に
血糖値を調節する能力は、遺伝的な要因も関係して個人差があります。
そのため定期的に健康診断を受け、自分の状態や特徴を把握することが大切です。
◎今回の内容を動画でも解説していますので、ぜひご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました!