【モノ語り#21】iPad mini こそ最高の相棒!最高のエンタメ & クリエイティブデバイスだ
そのモノが、良いとか、悪いとか。それはもういいかなって。伝えたいのは、ぼくにとって、なんなのか。いわゆる "レビュー記事" とは違った、ぼくの道具にかける想いをただただ自分勝手に語る「モノ語り」。どうぞお付き合いください。
今日はiPad miniについて。ぼくが愛用しているのは、一番あたらしい「iPad mini 6」だ。
「タブレットって、みんな、結局のところ何につかってるの?」という疑問の声は、わりと頻繁に耳にする。仕事はMacでいいし、コミュニケーションはiPhoneでいい。ぼくだって正直、iPhoneとMacがあれば大概のことはこなせている。
でも、iPad mini 6はあってよかったと思える。
そう。「あってよかったー」なガジェットなのだ。欠かせないわけじゃないけど、ないとなんだかポッカリと穴が空いたような。そういう存在感。
特にエンターテイメントの分野においては、iPad miniほど「ちょうどいい」デバイスはない。
たとえば映画。最近ぼくは、Netflixの「GOTHAM(ゴッサム)」にドハマりしている。バットマンに登場する刑事、ジムゴードンの若き日を描いた連続ドラマで、シーズン5まである大作だ。あいま合間でつなぎ繋ぎ観ていて、ようやくシーズン4の後半まで辿り着いたところだが、そのほとんどをiPad miniと共に過ごしてきた。
「あいま合間」で観られたのは、iPad miniだからこそだろう。ちょっとした外出先にも連れていけるサイズで、常に「持ち歩きたい」と思わせてくれる。これがiPadだと、大きすぎて、途端に「iPhoneでいいか」となってしまう。このあたりのサイズ感が絶妙なのだ。
あとは読書にもいい。ぼくはKindleを愛用していて、ビジネス書から漫画まで、すべてKindleの本棚にそろっている。自室を持たないしがないサラリーマンには、買った本を置いておけるようなスペースを家に持つことはできないのだ。電子書籍こそ、ぼくの憩いの場所だ。
読書のときも、iPad miniのサイズがちょうどいい。片手で持っていられるサイズだけど、漫画を読んでいても迫力を感じられる。これが絶妙。たしかに「左の画面にKindle、右の画面にメモ」というマルチタスクスタイルのときは、すこし狭苦しく感じることもあるが、無理ではないし、不満はない。それ以上にコンパクトさが気に入っている。
大画面でゲームをすることもできるし、ウェブサーフィンも爽快。「ちいさなMac」ではなく、「おおきなiPhone」として、非常に楽しみがいのあるデバイスだ。
iPad miniが発売された当初、画面がちいさいがゆえに、クリエイティブな作業は不向きなように思っていた。手書きでアイデアをぐちゃぐちゃと書き殴ったり、ちょっとしたイラストを描いたり、文章を描いたり……。そうした「創作」をするには、作業スペースが狭すぎるのではないかと。
しかし実際に手にしてみて、その考えは間違いだと知った。iPad miniでも、十分にクリエイティブが楽しめている。
手書きの楽しさは予想以上だった。Apple Pencilの性能が良すぎることもあり、いつもだったらパソコンで四苦八苦するような図解やワイヤーフレームの草案も、鉛筆でノートと向かうとき以上に快適だと感じている。
文章づくりも良い。パソコンを持ち出さないでも、iPad miniとキーボード「MX KEYS mini」を持ちだせば、ぼくはいつでも執筆作業に没頭できる。この文章だって、次の予定までに時間が余っていたから、急遽スターバックスに足を運んで書いているものだ。
iPad miniがなくても、今日の仕事を完璧にこなせる自信はある。iPhoneさえあれば、Netflixは観られるし、文章だって書ける。iPad miniがなくたって…。
今日もお付き合いいただきありがとう。
iPad miniは、ぼくにとってのドーナツホールだ。
最初から「無い」のであったら、別に気にしなかった。でももし、「ドーナツの真ん中は、最初はあったのだ」としたら、空いてしまった穴をみて「なにかが物足りない」と思ってしまうだろう。