「切れたタイヤチェーン」は直せるよ何度でも! (溶接で修理編)
チェーンを装着して雪道を走っていたら異音発生! タイヤチェーンが切れちゃいました!!
もちろんそのままでは雪道走行はできないのですが、新品交換するのももったいないのでチェーンを溶接して直しちゃいます♪
★今回の作業内容
・切れてしまった車のタイヤチェーン
・市販の鉄製チェーンをカット
・切れた個所を継ぎ足す
・溶接して修理完了!
冬のドライブの必需品、スタッドレスタイヤ
そして、スタッドレスタイヤを履いていたとしても、さらに追加装備しとしてチェーンがあるとなお安心
ちなみに我が家のハイエースは二輪駆動で雪道にはかなり弱い方なので、スキーに行く時 山道に入る前にはチェーンを装着するようにしてます
そして昨日の話ですが・・・ スキー場に行くまでは調子よく走っていたのですが、帰り道、「ぱちんぱちん」と何か変な音がするなーと思ったらチェーンが切れてました!
圧雪の道だけならいいのですが、ところどころアスファルトが出ていたりすると、やっぱりチェーンは摩耗してしまったり、衝撃で切れてしまうことがあるようです
とりあえず帰ってくることができましたが、今シーズンまだまだ走りに行きたいのでここはひとつ、チェーンを修理しましょう!
切れてない方のチェーンと並べてみると、切れてる箇所は一目瞭然
うん、ここが切れたんだね
余談ですが、このチェーンは過去2回ほど自分で修理しております。鉄製であれば多少サイズが違うチェーンでも、問題なく使えるもんですよ
今でこそチェーンは切れたら新品交換が当たり前になっていますが、昔からトラックのチェーンなどは切れたすぐ直していたものです
現役の溶接工だったころは、雪が降るとチェーン修理の依頼がよくありました
私のような昭和生まれの人間は、新品交換<修理なんですよね(笑)
そんなわけでサクサク修理していきましょう。慣れると10分もかからない簡単なお仕事です
ってことで、用意したのは同じようなサイズのチェーン
厳密にはタイヤチェーン用のチェーンを用意した方がいいのですが、今回は手に入らなかったので、汎用品を使っております
金のこで切れ込みを入れて
ぐいっと曲げて分解
切れたところに入れ込んで
再び形を整えればチェーンが繋がります
あとは、溶接すればOK!!
余談ですが、溶け込み強度を考えたら、Tig溶接&ガス溶接が最強、次にアーク溶接が適しているのですが、やや難易度が高いので、半自動溶接で溶接する場合は少し隙間があったほうがしっかり溶け込んでくれます
てことで、修理完了!!
よっしゃ、よっしゃ、これでまた来週もスキーに行くことができます
⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
【ご注意】
今回は部分的に切断してしまった、タイヤチェーンの補修をご紹介いたしましたが、全体的にチェーンが摩耗して細くなっている場合などは一箇所を修理しても、どんどん切れていくので、全体的な摩耗が見られる場合は、新品交換を強くオススメいたします