「連日問い合せが止まらない」JA職員がそう話す「幻かぼちゃ」販売先は「1か所」か?終売迫る!藤沢市
【藤沢の農家さんシリーズ第18弾】
平年よりも「かなり遅い」と言われる今年の梅雨入り。降水量による農作物への影響が心配なところですが、先日「今年も『幻のかぼちゃ』が収穫できた」という嬉しいニュースが舞い込んできました。
その「幻のかぼちゃ」がこちら。
『米ディハウス くげぬま(藤沢市本鵠沼)』で売られている希少品種の「鵠沼かぼちゃ」。
5月下旬~7月上旬(年によって前後)に鵠沼で栽培される“昔ながらの日本かぼちゃ”で、「JAさがみ」総合企画室広報課の青木さんは「今年『鵠沼かぼちゃ』を育てているのはお二人の農家さんだけ」と話します。
見た目小ぶりで皮は黒め。火を通すととてもなめらかな質感となり、甘さは控えめなのが特徴の「鵠沼かぼちゃ」。色鮮やかな黄色い果肉も魅力です。
今回は煮物にしていただいた筆者。さとうをやや多めにしょうゆで煮込むのが、農家さんのおすすめの作り方です。
昭和世代の感想としては...
「子どものころに“祖母の家”で食べたかぼちゃ煮の味」。
今どきの「ホクホクとした濃厚な甘みのかぼちゃ」とは対極にあるタイプで、令和世代の子どもは「これ、かぼちゃ?」と驚くかもしれません。笑
子どもやお年寄りがいる家庭から「やわらかいから誤嚥などのおそれがなく、安心して食べてもらえる」と評判なのもうなずける、非常にしっとりとした舌ざわり。サラダに利用しても美味しいそうですよ。
この「鵠沼かぼちゃ」ですが、1日に最大で40~60玉(大きさにより1玉200円台~600円台)と限定数での販売とのこと。それにもかかわらず「取り置きしてほしい」「発送してほしい」という問い合わせが毎日のように入るのだとか...。
青木さんは「直売所の性質上、取り置きや発送への対応は難しいのが現状です。ですがこれからの時期は夏野菜が豊富に並びますので、ぜひ直売所にお越しいただき、ほかのお野菜もお楽しみくださいね」と説明します。
ちなみに「鵠沼かぼちゃ」が栽培されている場所は、方向感覚を失うほど入り組んだ住宅街のど真ん中(これまたびっくり)。
「今の時期、早朝にはかぼちゃの黄色い花が咲いてとてもきれいです。まさに『湘南の秘密の花園』ですよ」と青木さんは言います。
繰り返しとなりますが「鵠沼かぼちゃ」は7月上旬までの収穫と販売です(販売先は『米ディハウス くげぬま』が中心。まれに一部周辺の青果店に並ぶこともあります)。
とても素朴な味わいなのに、一度食べたら心をつかんで離さない「鵠沼かぼちゃ」。今夜の食卓に取り入れてみませんか?
基本情報
店名:米ディハウス くげぬま
住所:藤沢市本鵠沼2-7-1
アクセス:小田急江ノ島線「本鵠沼駅」から徒歩7分
電話:0466-26-5561
営業時間:9:30~17:00(毎週水曜日定休)
駐車場:有り※混雑緩和にご協力ください。
公式 ホームページ(外部リンク)
※詳細は『JAさがみ』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影・校正協力
JAさがみ 総合企画室 広報課 青木様
※生産者様のご協力により、撮影用商品を無償でご提供いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
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