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【河内長野市】9月3日は無料観戦できる河内長野市民デー!そもそもスペランツァ大阪はこんなチーム。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

日本のスポーツといえば野球や相撲を思い浮かべますが、世界的に見ればやはりサッカーが代表的なスポーツですね。日本でも男子サッカーにはJリーグがあり、ワールドカップに出場していて頑張っています。そんなサッカーには女子チームもあります。

日本の女子サッカーで思い出されるのは、2011 FIFA女子ワールドカップで優勝したなでしこジャパンです。そんな女子サッカーチームが河内長野をホームタウンとして活動を行っているのが、スペランツァ大阪。スペランツァとはイタリア語で「希望」を意味するそうです。

しかし、河内長野に女子サッカーチームがホームタウンにしているといっても、いまいちピンとこない人が多いのではないでしょうか?

そんな矢先に、先日複数回にわたって、スペランツァ大阪について学ぶ講座が開催されました。どういうチームで活躍をするのか知りたくなった私は、南花台公民館の講座を受講してきました。

これまでスペランツァ大阪というチームについて私が知っている範囲といえば、もともと高槻市にあったチームが2020年に河内長野市とホームタウン契約を結んだ(外部リンク)ということです。そのため、選手が河内長野シティマラソンに参加する様子も見られました。

一般の参加者に交じっていてわかりにくいですが、赤い丸で囲った青いユニフォームを着た方々が選手です。

そして、下里運動公園内にあるコノミヤスペランツァ球技場で、いつも選手が練習をしています。

また、河内長野市内の中でも南花台は、スペランツァ大阪との接点が特に強い地域といえます。それは、2年後にできる南花台中央公園にサッカースタジアムがつくられるからです。

7月に公園予定地で行われた南花台サロンでも、選手が参加して子どもたちに絵本を読み聞かせるなど、住民とチームが親しめるような活動をしています。

私は、そういう事までは理解していました。しかし断片的な情報はあっても、根本的にチームのことがわかっていないので、そのことを理解しようと思っていた矢先に行われた南花台公民館のセミナー、こういう時こそ公民館の役割の大きさを感じました。

一度目の講義の際には南花台公民館の2階に行くと、既にファンや関心の深い方々が座って待っていました。

セミナー参加者にはこのようなものが支給されました。

中身はこれです。ふるさと納税の応援や河内長野市民デーに関するチラシのほか、いちばん左側にあるのは、スペランツァ大阪が参加しているなでしこリーグについてのカタログが入っていました。

スペランツァ大阪が試合を行う、なでしこリーグの日程表です。3月から10月にかけてこういう日程で試合が行われているんですね。

資料を拝見しているとセミナーが始まりました。

セミナーは、株式会社スペランツァ大阪営業部長の梅本直也氏による講義です。

最初になでしこリーグについての説明がありました。なでしこリーグの正式名称は「日本女子サッカーリーグ」で、1989年に設立した組織。なでしこリーグと名乗っているのは、そのうちの1部と2部リーグとのこと。

その下には、地域リーグがあります。また2021年から始まった日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)ができるまでは、最上位の女子サッカーリーグでした。

次にスペランツァ大阪についての説明です。スペランツァ大阪は1990年の大阪高槻レディースサッカークラブ創設がその始まりですが、元々は松下電器(現:パナソニック)のチームだったそうです。ガンバ大阪と兄妹の関係だったそうで、その名残が青いユニフォームとのこと。

2000年に松下電器がスポンサーから脱退して、市民クラブチームとして活動を続けます。しかし2015年にはチームの経営危機に見舞われましたが、そこに救いの手を伸べたのがコノミヤさん。現在の運営法人は(株)スペランツァ大阪で、代表はコノミヤの芋縄孟紀常務となっています。

その後、2020年の河内長野市とのホームタウン締結が行われ、拠点が高槻から河内長野に変わりつつ、現在に至っています。

実はここからが重要な内容でした。スペランツァ大阪には特定非営利活動法人スペランツァという団体があり、そこでサッカーの普及活動やサッカーを次世代の少女たちに学んでもらおうという活動が行われています。

U-15 プレナスなでしこアカデミーフェスティバルの参加など、15歳以下の少女が出場する大会などにもスペランツァ大阪が参加しております。特に女子サッカーの場合は学校に部活がない場合も多く、そのためにクラブチームがあることでサッカーを続けることができ、その中から次世代のスターが誕生する可能性があるというわけです。

また、なでしこリーグは、上位にあるWEリーグのようなプロ契約を結んでいない選手がほとんどで、そういう選手は練習とは別に民間企業で普通に働きながら練習をしているとのこと。コノミヤさんが働き口を探すそうです。

来年以降は、河内長野の企業に選手たちを紹介しようという計画があるとのこと。そうなれば普段から選手が河内長野にいることで、より町の人たちとの親近感も湧いてくるでしょう。

また今年の7月から、新たに大野忍ヘッドコーチが参加したそうです。2011年のワールドカップで優勝したなでしこジャパンのメンバーで、日本女子サッカーリーグ歴代最多得点保持者とのこと。優れた指導者が現れたことで、チームがどんどん強くなりそうですね。

この日のセミナーの最後は、新スタジアムの話です。2年後の8月に南花台中央公園として誕生する新スタジアムが完成すれば、河内長野で、よりサッカー熱が湧きおこること間違いないでしょう。

1回目のセミナーから日がたった8月27日に、2回目のセミナーが行われました。前回はチームやリーグに関する概要の話でしたが、今回は実際に活躍している選手が来て生の声が聴ける内容となっています。

2回目のセミナーの様子です。1回目より多くの参加者がいました。ユニフォームに身を包んだ年配の熱狂的なファンに交じって子どもたちの姿も見られ、和気あいあいとセミナーがスタートしました。

この日は3人の選手が南花台公民館に来てくれました。ひとりめが15番の小池快(こいけこころ)選手。

次に5番の谷本景(たにもとけい)選手。

最後は25番の太田萌(おおたもえ)選手です。

1回目はプロジェクターを使った講義でしたが、2回目は実際に行われた試合の様子を見ながらその時の選手の心境や考えなどを、直接選手から聞くという内容でした。

実際に戦った選手の方々も、試合の動画を見ながら真剣な表情でした。

途中からでもガンガン質問をする熱狂的なファンのほか、終わってからの質応答でも複数の方からの質問があり、終始楽しい雰囲気で2回目が終わりました。

さて、最後に今度の日曜日、9月3日は河内長野市民デーです。広報かわちながの8月号についている入場チケット引換券があれば、無料でスペランツァ大阪の試合観戦ができます。河内長野に来たなでしこリーグのスペランツァ大阪の活躍をみんなで応援したいですね。

南花台公民館
住所:大阪府河内長野市南花台8丁目4-1
アクセス:南海三日市町駅からバス 南花台一丁目南バス停下車徒歩1分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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