【川崎市高津区】「音楽のまち・かわさき」交流セミナー開かれる ホリプロの新ホールに興味津々♪
こんばんは!
武蔵小杉エリアを中心に、川崎市内のトレンド&カルチャー情報をほぼ毎日更新しています、俳優のAshです。人情のまち・川崎の楽しいイベントやおいしいお店の情報が気になる方は、ぜひフォロー&チェックして下さいね♪
さて、ちょっと前のレポートになってしまいますが、3月20日に「音楽のまち・かわさき」という取り組みの、交流セミナーが開かれたので、取材に行ってきました!
会場はてくのかわさき
会場は、溝の口のマルイの裏手にある、てくのかわさきです。
実は、ちゃんと訪れるのは初めてかもしれない。
この施設は、職人同士が交流し、技能水準の向上を図ったり、後継者の育成をしたりするために作られたそう。「てくのかわさき」は、一般公募による愛称で、「て=手(芸)」「く=工(芸)」「の=能(技)」を表現しているんですって。
館内には、ホール、会議室、研修室のほかに、実技研修に必要な設備を備えた、理容・美容実習室、洋裁実習室、工作実習室、調理実習室、陶芸実習室という、他の施設には見られない5つの部屋が整備されている、ということで、他のところもすごく気になりますが、とりあえず「おんまち」イベントをやっているホールに直行します。
音楽のまち・かわさき
「おんまち」と関係者にはよく約される「音楽のまち」の取り組み。
浜松のように大きな楽器メーカーの本社があるわけでもない川崎市が「音楽のまち」を名乗るのは、不思議な気がする人も多いかもしれません。
(私も初めて聴いた時には「音楽のまちとはまた大きく出ちゃったわねえ、川崎市さん」なんて思ったものです。)
この取り組みは、川崎市制80周年の2004年4月18日に、音楽を中心とした多様な市民の多彩な文化、芸術活動の創造を通じた街づくりをしたい!という思いで立ち上がったのだそう。
まあ、つまり半ば強引なのですが、言ったもの勝ち、というか、卵が先か鶏が先か、という言葉もあるように、「音楽のまちだぞ!」と号令をかけて、ミューザという世界に誇るシンフォニーホールを中心に、その取り組みを広げるうちに、もともと種があった市中の音楽のつぼみが花開いていった、という感じでしょうか。
市長あいさつ
この日の来賓は福田市長でした。
「音楽のまち」の取り組みに寄せる期待がいかに大きいか、ということを熱く語られていました。
ホールの中は聴衆で埋め尽くされています。
この催しは申し込み制で、私は申し込み開始日に申し込んだのですが、なんとその日のうちにすべての席がうまってしまったのだそう。
市内のみなさんの「おんまち」への取り組みへの関心の高さが伺えます。
ホリプロの新施設「SUPERNOVA 川崎」
「おんまち」取り組みの事例紹介として、皆さん気になっているホリプロさんの新施設「SUPERNOVA(スペルノーヴァ)川崎」のご説明もありました。
ミュージカルや演劇を得意とするホリプロさんの川崎進出は、私もとっても気になっていて、その一言、一言に聴き入ってしまいました。
「超新星」
「超新星」を意味するSUPERNOVAは、1Fはスタンディングで500人収容できるライブハウスとのこと。最大ステージにして、客席を作ると180席ということで、なかなか素敵なサイズですね。ライブはもちろん、いろいろなことができるのでは?
2Fは楽屋と事務所になっていますが、3FにはBOXという小劇場が!
こちらは、スタンディング150人、写真には椅子64席と書いてありますが、ステージの大きさは可変なので、例えば琵琶のようにソロ演奏の楽器でステージが小さいと81席まで作れるということで、演奏会や小さな朗読会なんかにも良さそうですね。
4Fには物販やカフェ、アウトドアパークスペースなども整備されるようです。
須之部さんとは、後の交流会の時間で少しお話しできたのですが「地域で何かやりたい方々ともぜひ繋がっていきたい」と心強いお言葉をくださったので、とっても期待しています!
かわさきジャズ
2番目の事例紹介は、おなじみ「かわさきジャズ」の前田さんでした。
私も先日川崎市のアーカイブ映像のお仕事でご一緒させていただきましたが、とにかくお話のお上手な方なので、話もとっても面白くみなさま聴き入っていました!
カワサキミュージックキャスト
3番目の事例紹介は、NPO法人カワサキミュージックキャストの反町さん。
私も、アジア交流音楽祭など、市内のさまざまな音楽イベントでとてもお世話になっている方です。機材の手配や、イベントプロデュースなど、音楽家を支えてくださる心強い存在で、この日改めて反町さんのお話を聞いて、ますますミュージックキャストという存在に感謝の気持ちが湧いてきました。
その志ある取り組みの数々は、今度改めて記事で紹介させていただこうと思います。
参加者からの自己紹介
そして、すごかったのはこの「参加者からの自己紹介」というコーナー。そもそも、川崎市にあまたいる音楽活動家のなかで、ここで自己紹介をなさる方がどうやって選ばれたのかは、謎ではあるのですが(笑)、みなさま、とても面白い活動をしている方ばかりで、発表の時間がひと団体1分(!)と短かったのがもったいないくらい。
登壇(予定も含む)は、以下の団体でした。
- ファンタジーフルート
- 溝の口カレー
- 川崎マンドリンクラブ
- アンサンブル・アディ
- かわさきミュージックチャレンジ
- ヤマハミュージックジャパン
- 三年三組黒板先生
- ソウリーヴミュージックスクール
- ミュージックマーケット
- あさお芸術のまちコンサート
- 洗足学園音楽大学
- アルテリッカしんゆり実行委員会
会場にいらしていなかったり、私がうまく撮れなかったりと、全員の写真ではなくてごめんなさい。
みなさん、短い持ち時間の中で精力的にご自身の活動をPRされていて、音楽の持つエネルギーと、それを表現しようという人たちの熱い思いを強く感じました。
この「人的パワー」と、それを点ではなく、網のようにつないでいこうとする、半官半民(?)な支援のネットワーク。これこそが川崎を「音楽のまち」たらしめている要因なのだな、と改めて思いました。
今更ですが、もしもあなたが音楽が好きなら、川崎は住みやすいところです。自ら音楽をやる人なら、この網の目に加わってみると、きっともっと面白くなっていくかもしれません。
「音楽のまち」の取り組みに、ぜひこれからもご注目くださいね。
音楽のまち・かわさき
公式サイト:かわさき 音楽のまち推進協議会
川崎市生活文化会館 てくのかわさき
住所:川崎市高津区溝口1-6-10
電話番号:044-812-1090
営業時間:9時〜22時
公式サイト:てくのかわさき