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【韓国トレンド】新たな進化系クロワッサン!“パリ発”「クロッキー(クルッキー)」が話題沸騰中

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
クロッキー(画像提供:Cafe Roissyさん)

新たな進化系クロワッサンが登場しました。それが「クロッキー(Crookie/Clocky)」です!

今回は「クロッキー」とは何なのかを、“クロワッサンアレンジ”とともにお伝えします。

■「クロッキー」って何?

「クロッキー」はクロワッサンとクッキーを組み合わせたパンのことです。発祥はフランスのパリで、2年ほど前からSNSを通して拡散していき、ことしの春頃から流行に敏感な韓国のカフェやベーカリーでも、「クロッキー」が並ぶようになりました。

韓国語表記(筆者作成)
韓国語表記(筆者作成)

韓国語表記ではクルッキー(発音は、クルキに近い)となります(画像参照)。

■クロワッサンをアレンジしたスイーツが人気

クロワッサン(フランス語でcroissant)は、バターをパン生地に折りこんで焼き上げるフランス発祥のパンです。フランス語で「三日月」を意味し、その形状が名前の由来となっています。

チョコレートやアーモンドを練り込んだものも、コンビニエンスストアやスーパーマーケットでよく見かけますね。

アレンジとしては、クロワッサンのサンドウィッチやフレンチトースト、キッシュなどが昔からありますが、クロワッサンそのものをアレンジするのは、ここ数年の間に広がったように感じます。

クロッフルのイメージ画像
クロッフルのイメージ画像

韓国で普及し世界的に広まったものでは、クロッフル(クロワッサン+ワッフル)が有名です。2019年初頭に人気に火がついたクロッフルは自宅で作ることができるのも、魅力のひとつでした。

それ以前の2016年頃にはクロフィン(クラフィン/クロワッサン+マフィン)が流行り、次々と新たなクロワッサンアレンジが出現。ことしに入って話題となったクルンジ(クロワッサン+ヌルンジ)やオニワッサン(おにぎり+クロワッサン)にもつながっていきます。

【参考】見た目もかわいい進化系クロワッサン=クルンジ&オニワッサン

韓国では、トレンドの移り変わりがはやく、映えるカフェ文化の発展が著しいのが特徴的だといえます。そのトレンドが“韓国発”として日本に渡る傾向が、最近は増えているのです。

■日本のカフェでも「クロッキー」が食べられる!

クロッキーの全体像(画像提供:Cafe Roissyさん)
クロッキーの全体像(画像提供:Cafe Roissyさん)

日本でも「クロッキー」を食べられるカフェが急増しています。

Cafe Roissy(カフェロイシー/愛知県名古屋市)さんは、日本でもいちはやく「クロッキー」を提供し始めたカフェです。やはり、「クロッキー」を目当てに店舗を訪れるお客さんが増えており、特に、土日祝日はすぐに完売することもあるそうです。

クロワッサン特有のサクサクとした食感や味に、クッキーのしっとり感が新食感を演出し、加えて、そのかわいい見た目がZ世代(1990年代後半~2000年代に生まれた世代)の心をつかんでいるようです。

韓国旅行をした際に食べるのもいいですが、Cafe Roissyさんをはじめ、東京や大阪でも“韓国で流行るフランススタイルのスイーツ”として「クロッキー」を提供するお店があるので、興味のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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