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夜の「貝専門店」が、昼間にやってる「薬膳粥」ランチ!野菜とお粥をたっぷり楽しめるよ【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

ご飯が喉を通らない猛暑の日々、皆さんはどう対処していますか?麺類ならと思っても、毎日は食べられませんよね。そこで、栄養もたっぷり取れて食べやすい「薬膳粥」はいかがでしょうか。

以前から気になっていたのですが、夜に貝料理屋さんをしているお店が、昼間のランチでお粥を出しているというので行ってみました。

入り口には個室もあり、奥にはテーブル席が並んでいます。メニューを見るとお粥が5種類あり、お得なセットやランチコースまであります。どのお粥メニューにも専属のリピーターさんがいるということで、是非ともひと通り味わってみたくなりました。

3名で来たのでそれぞれに違うお粥を頼んでみることに。ちなみにお粥はおかわりもできるそう。私は「選べる2種の薬膳粥セット1,780円(税込)」にしてみました。1種のセットだと1,480円(税込)です。

小鉢の中身は左端から「海藻と野菜の酢の物」、この日の手作りおかず2種は「夏野菜の塩麹漬け」「ツナとひじきの味噌煮込み」でした。

御膳の上には他にも「野菜の蒸し物」「自家製豆腐」などが乗っていて、「あさりの具沢山スープ」にはお野菜もたっぷり入っている様子。そしてお粥を5種類の中から選びます。

カツオや昆布などのお出汁で炊いた黒米と白米がベースのお粥になっていて、トッピングが数種類あって味を選べます。「あさり粥」には、あさり、黒きくらげ、白ごまが乗っていました。

「胃腸粥」にはちりめんじゃこ、山椒、白ごま、昆布が。ちなみに、この時の「週替わり粥」は旬の素材、ハモの煮凝りを使ったお粥でした。

店主さんが和食の料理人ということもあり、ハモなども自分で捌いて、そこから作った煮凝りなのだそうですよ。「週替わり粥」は、マグロや鯛の漬けが乗っていたりする時も。

味だけでなく効能で選ぶこともでき、例えば「アンチエイジング粥」という名前のお粥もあり、食べに通うお客さんもいるのだとか。ドライフルーツなどが入っていて、その甘塩っぱい独特な味も選ばれる理由のひとつ。

鶏肉や生姜が入った「温活粥」も含めて、4種類のお粥を心ゆくまで堪能しました。誰かと来たらシェアできるのがいいですね。

お粥2種セットを選んだ私には、最後にデザートがついてきました。香ばしいほうじ茶の風味で、お粥のランチを締めくくりです。とにかく満足の一言。

帰り際、カウンター席の前にあるショーケースには、貝や魚が袋に入ったままどっさりとあるのが見えました。

日本各地の漁港からという貝たちは、きっと届いたばかりなのでしょうね。夜には袋から出して並べますよと店主さん。そうそう、夜は貝専門店なんです。

さっきの「あさりの具沢山スープ」の中に入っていたあさりを食べた時に、ふわりとお酒の香りがしたのですが、聞くと一度酒蒸しにしてからスープにしてあるのだそうですよ。

お野菜もたっぷりで、店主さんの愛情を感じました。化学調味料を使わず丁寧に手をかけられたお料理たち、今度はぜひ夜のお料理も食べに来てみたいと思います。

「ヒル薬膳粥・ヨル貝割烹」のカイノクチInstagram (外部リンク)
場所:兵庫県神戸市中央区北長狭通2丁目1−14 玉広ビル 3階
営業時間:
11時00分~14時00分 ランチ (薬膳粥)
17時00分~22時00分 ディナー(貝料理)
水曜日:定休日
電話:078-335-7140

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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