【大賞評価ポイント】
写真と構成の持つ力強さを存分に発揮し、その威力を感じさせられた読み応え抜群の記事でした。あれもこれもと盛り込みたくなる情報を、写真構成を巧みに操ることですっきりまとめて伝えています。そこにコーヒーハンターのカラフルな衣装が相まって、絵本か写真集を見ているような錯覚を感じました。数の多いカフェの記事ですが、伝え方の脚色やテクニックに地域クリエイターの未来を感じさせられました。
【受賞コメント】
この度は大賞を頂きありがとうございます。ちょうど1年前に地域クリエイターとなり初めて取材させてもらったお店でもある為、感慨深く心から嬉しく思います。今回の取材を通し、雲南省が美しい場所である事を知りました。雲南珈琲の美味しさはもちろん、カウンターで珈琲をじっくり淹れてくださる時間の流れや空気感を伝えたいと思い工夫しました。雰囲気のあるお店の魅力や美味しさが、一人でも多くの方に伝われば嬉しいです。

【評価ポイント】
いつも何気なく通り過ぎている近所にも、ニュースやドラマがあることを気付かされたリポートでした。商店街に昔からある時計台、その歴史や地元民からどのように親しまれてきたのか？　自身の青春時代を重ね合わせて郷愁を誘う記事で、冒頭のサムネイルからは地元民ではなくても何か懐かしさを感じさせられました。
【受賞コメント】
約25年前、高校生の頃によく行き来していた商店街。シンボルである時計台が撤去されるとの情報を得ました。それから少し時が経ち、ついに撤去情報についての貼り紙、報道がされたため、現地へすぐに飛んでいき撮影。主役の時計台を撮影するとき、たまたま時計の下で「じゃ、また明日ね！」と「バイバイ」をする場面の小学生に会えました。時計台がなくなると、この場面もなくなるんだなぁ、と思いちょっとしんみりしたものです。

【評価ポイント】
単なる「遊びに行った」日記ではなく、施設のコンセプトなど公式サイトだけでは分からない情報をスタッフに取材してプラスアルファで盛り込んでいます。かつ読者が行きたくなるような「何を体験できるか」のポイントをきちんと伝えていて、読者へ行動を促す構成で読み応え抜群です。
【受賞コメント】
親子で楽しめる充実した体験施設をもっと多くの人に知ってもらいたいと記事にしました。“勉強”の雰囲気を出さずに、好奇心から“おもしろそう”“行ってみたい”と感じてもらいたかったため、電気や科学の解説を省き、具体的な体験内容で魅力を紹介するよう工夫しました。担当の方から｢『ムラーボ!』は社会貢献の一環として無料開放している」と聞いているので、今回の受賞が社会貢献･地域貢献の一助になれば嬉しいです。

【評価ポイント】
バレンタインというタイムリーなタイミングに、ガトーショコラという変化球の提案。出店時のシェフの悩みまで踏み込み、そこから今に至ったこだわりを知ると、店への興味が深まった読者がいたのでは？　写真がとてもきれいで、どの商品もおいしそうな感じが際立っています。
【受賞コメント】
取材を通してオーナーのガトーショコラに対する思いやこだわりを知り、食べてみたらこれまでのガトーショコラに対する概念が大きく変わりました。この美味しさを一人でも多くの人に伝えたいと思い記事に書きました。複数用意されたバレンタイン商品の中で、記事に書いた商品は早々に売り切れたと聞きました。MVAの受賞、大変嬉しく思います。取材協力をいただいたアンカドの皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

【評価ポイント】
今が旬のイチゴ。米農家からの転身という意外な経歴やイチゴへのこだわりなど、ファーム代表に丁寧に取材した内容を盛り込んでいます。2種類のイチゴを並べた写真からサイズの違いが読み取れるなど、読者に親切な構成となっています。
【受賞コメント】
豊中の市街地の中にいちご農園があることが珍しく取材しました。半田ファーム代表の半田さんが、長年積み上げてきた米農家としてのキャリアを終えて、新たにいちご農園の世界に飛び込み、一から勉強して今日に至ったというお話は、さまざまな世代に勇気をもたらしてくれるのではないかと思いました。読者の方から「丁寧ないちご栽培に感動しました。ぜひこのいちごを食べてみたいです」と感想をいただき、心から嬉しく思います。

【評価ポイント】
店主だけではなく常連にも話を聞いて店舗の魅力を深掘りしている内容は、読み応えがありました。最後のエピソードなど店主のキャラクターを感じさせる情報を知ると、実際に店舗へ足を運んでみたくなった方がいるのではないでしょうか？
【受賞コメント】
公園の脇にある小さなコーヒースタンドに、3周年という節目で改めて取材しました。「スペシャルティコーヒー」のアイデンティティ、３年を機にはじめた「ハレトキブレンド」への想い。そして、店主の愛嬌ある一面など、店主だけでなく、常連さんやその場に居合わせた方々も交えて談笑しながら行った取材です。間違いもネタにして笑い合える、温もりやつながりといった「日野市」の魅力も感じてもらえたらより嬉しいです。

【評価ポイント】
鎌倉名菓「クルミッ子」の新規店オープンという題材を逃さず取材。まさに地元民の注目を集めたのでは？　さらには、4月にオープンするカフェスペースについての詳細情報は公式ホームページにも掲載されていない内容で、読者への興味喚起と行動促進になっています。
【受賞コメント】
このたびは栄誉あるMVA賞をいただき誠に光栄です。鎌倉紅谷さんの新たな直営店がオープンするということで、内覧会では外まで行列ができており、その注目度の高さを目の当たりにして確信をもって記事を書きました。公開直前に、ご担当者様よりカフェスペースのオープンが4月19日に決定したというご連絡をいただき、どこよりも早く発信できたと思います。今回お力添えいただいた方々に深い感謝を申し上げます。

【評価ポイント】
チェーン店に押し出される形で東京都心でも珍しい存在になりつつある個人経営の小さなカフェについての、渾身（こんしん）リポートです。社会情勢にも触れている点はまさに「ニュース」。オーナーの夢やこだわりの詰まったカフェについて、しっかり寄り添いながら丁寧に伝えています。
【受賞コメント】
MVA受賞、心から嬉しいです。選出していただきありがとうございます。体に優しいと今人気の「米粉」を社会情勢や環境問題など別の視点から取り上げました。また、私自身学生ということもあり、地元で活躍する同世代を紹介することで若者にエールを届けたいと思い、店主の方を取材しました。取材先からは記事掲載に喜びのお声をいただきました。最後に取材をさせていただいたRuna coffeeさんに感謝申し上げます。