HHKBなら日本語配列でもカッコいい!ひらがな刻印がないスマートなキーボード
どうも、HHKB大好き人のばんかです。Yahooニュースを通してもさまざまなキーボードを紹介してきましたが、結局やっぱり、HHKBが一番使いやすいよねってことで、この記事もHHKBで書いています。
手を変え品を変え、HHKBの良さを伝えてきましたが、今回はデザイン面についての話。日本語配列キーボードにおいて最も疎まれている「許しがたいダサさ」も、HHKBなら解消されているって話です。
HHKB HYBRID Type-S JIS配列 墨
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US配列とJIS配列の決定的な違い
キーボードの配列について、JIS配列とUS配列、結局どっちのほうが使いやすいのだろうかという論争は尽きません。こればかりは一長一短ですし、キーボードを使う人の職業や利用頻度によっても意見は大きく異なります。
ちなみに私は、どちらかといえば日本語配列のほうが好きです。
NuPhyやKeychronといった海外製のキーボードを使いたいがために、US配列キーボードを愛用した時期もありました。ですがやはり「英数キー」「かなキー」の存在が圧倒的に便利すぎて、結局は日本語配列に戻ってきた形です。
しかし日本語配列キーボードには、避けがたくも致命的な欠点があります。
それは、キーボードに印字された文字が多すぎて、ごちゃごちゃしたデザインであること。端的に言えば "ダサい" のです。
US配列キーボードは、アルファベットしか使いません。ですからキーに印字された文字も、キーひとつに対して一文字で済みます。
その結果、キーボード全体がスッキリとした印象であり、無駄がなく、洗練されているように見えます。
一方の日本語配列では、アルファベットに加えて、ひらがなが印字されているのが一般的です。MacのJIS配列キーボードでも、アルファベットとひらがなが一つのキーで共存させられています。
数字のキーに至っては、記号と数字に加えてひらがなが二文字、合計で四つのキーがひしめき合っています。
これが日本語配列の一番の弱点であり、私が好まないポイントです。
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ガジェットを使う上でデザインは重要である
「そんなことか」と思われるかもしれませんが、これは非常に重要なことです。
道具の良し悪しは利便性のみにあらず、その物のデザイン、ひいては「持つこと・使うことに喜びを感じられるかどうか」が大切になってきます。いくら便利な道具であっても、その物が "ダサい" とあれば、使いたくなくなってしまいます。
そんな「道具として、所有することの喜び」に妥協がないのが、HHKBの素晴らしさです。
私が愛用しているのが、HHKBの中でも「墨」と呼ばれるカラーリング。つまりは「ブラック」なのですが、一般的な黒色モデルとは一線を画すデザインをしています。
それは印字が目立たないこと。一般的に、こうした記号は「見せる・読める」ようにデザインされるため、下地が黒であれば印字は白。コントラストをハッキリさせるものです。
しかし「HHKB:墨」は違う。印字は黒色の濃淡のみで表現されていて、目立ちません。"見よう" と意識すれば読めますが、そうでなければ単一カラーのシンプルなデザインです。
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「見せる」のではなく「魅せる」ためのデザイン
おそらくこれは、ターゲットユーザーをきちんと設定しているからこそ。「このキーボードを手にするユーザーは、すでにキーボードの扱いに長けている人であるため、目立たせる必要はない」と判断したのでしょう。
くわえて、ひらがなの表記も省略されています。日本語配列でありながら、ひらがなの印字はなく、アルファベットと記号のみで構成されています。
「ひらがな入力をするユーザーは限られており、そのユーザーの利便性のために、デザイン性を損ねるわけにはいかない」。そんな、ブランドとしてのこだわりがあるように思います。