創業78年の伝統を誇る老舗店〈看板メニュー唯一無二の濃厚豚骨「どろラーメン」の提供を福岡市内で開始〉
福岡県北九州市の小倉で戦後まもない1946年(昭和21年)に創業し今年で78年の歴史ある老舗店「ぎょらん亭」は、2018年から新体制へ移行。北九州ラーメンのパイオニア的な存在の、その伝統の味と暖簾が現「ぎょらん亭」へ継承され新たな歴史をスタートさせた。今もなお地元の人々に寄り添い愛され続けている「ぎょらん亭」は、食べログの「百名店」にも何度も選出されるなど福岡県内でも屈指の豚骨ラーメンの名店として知られている。
福岡市初進出のメニュー「どろラーメン」
その伝統の味を今回、福岡市内では「ぎょらん亭薬院店」に続く2店舗目となる、福岡市の中心街・天神に隣接する「大名」エリアで新たに味わえるようになった。それが、福岡県福岡市中央区大名の〈ぎょらん亭大名店〉で、9月25日に新規開業したばかり。大名店には、薬院店には無かった「ぎょらん亭」の代名詞でもある唯一無二の「どろラーメン」も提供されるということで、その一杯を楽しみに今回、開業3日目に訪れてみた。
この日、訪問したのは開店時間直前。長い行列があるようであればまた後日にしようと思いながら店頭に到着すると並びはまだないようでホッとしつつ店内へ。まずは入口すぐ右手にある券売機での選択は濃厚豚骨3種類の中から迷うことなく「ぎょらん亭」の看板メニューで福岡市内では初進出のこってり好きにはたまらない唯一無二の逸品「味玉どろラーメンの」を発券。
さらにサイドメニューの中から「Cセット(半チャーハン)」も選択し、一番奥のカウンター席に座らせてもらった。店内構成は、奥に長く延びるカウンター席がずらりと並び、さらにその奥にもL字のカウンターが壁際に沿ってある。
黒の丼碗に純白の泡が表面を覆う一杯
待つこと少々で同時に配膳された「味玉どろラーメン」とCセットの「半チャーハン」。まずは「味玉どろラーメン」から。真っ黒な丼碗の表面を泡系のスープが覆い、さらにその中央に背脂が守盛られているインパクトある一杯は、国産げんこつを圧力鍋で10時間以上炊き上げ乳化させた高濃度の豚骨スープ。トロミのあるその濃厚そうなスープをひと口啜ると、想像よりもクリーミーでまろやかな口当たりでカエシの甘さが際立つ味わい。
合わせる中太のストレート麺はやや硬めの仕上がりで、トロミのあるスープとよく絡んで相性抜群。途中から背脂を溶かしつつ味わうとスープのコクと甘みが増す感じなので、お好みで最初から混ぜ込むのもありかも。厚切りのチャーシューはやわらかく食べ応えもある。味玉もきれいな半熟で味付けもベスト。
セットメニューの「半チャーハン」はパラパラ食感の逸品でボリュームも塩味も程よくラーメンのお供に最適解の一品。初めての〈ぎょらん亭大名店〉。すでにオペレーションも整っているようで大変美味しくいただきました。
こってり十割ラーメン&あっさり五割ラーメン
最後に。ここ〈ぎょらん亭大名店〉のラーメンは「どろラーメン」を含めて3種類あります。残りの2種類のラーメンは、まずは洗練された濃厚なド豚骨で、原点の一杯となる国産げんこつ100%の人気ラーメン「十割ラーメン」。創業当時から受け継がれてきた歴史ある一杯は、豚骨の旨みを余すことなく抽出したトロミのある濃厚なスープで雑みやくさみを一切感じないバランスのいい逸品です。
濃厚な豚骨スープ5割に対して鶏ガラのスープを5割というチューニングのWスープで仕上げたのが「五割ラーメン」。昔懐かしいあっさりとした味わいなので老若男女どなたでも安心して美味しくいただける一杯に仕上がっています。
福岡市の中心街、天神・大名エリアの近くに寄られる機会がありましたら、ぜひ3種類のラーメンのいずれかの味をご堪能ください。