【京都市中京区】アーケード商店街でめちゃ美味の本場料理人が作る香港点心がリーズナブルに食べられる件!
365日晴れの街をキャッチフレーズにアーケードが800メートル続く「京都三条会商店街」は、ベーカリーやカフェなどが集中するエリアとしても知られます。最近では、馬肉料理、台湾スイーツや上海料理店など中華系の料理店も乱立するグルメなエリアとして注目を集めています。2023年6月18日(日)に訪れました。
いくつかのお店がある中で、「香港点心専門店 四季」のランチメニューA、B2種類のシンプルで分かりやすい看板が気に入ったので入ってみることにしました。ただ、まあ値段も手ごろなので、普通の町中華やろなと思っていたのですが、いい意味で完全に裏切られ驚きでした。
Aランチメニューを注文したのですが、これがまた、一つ一つ丁寧に調理されていてめちゃ美味です。蒸し物は「しいたけシュウマイ」、「エビ蒸し餃子」、「桜海老ニラ蒸し餃子」の3種。どれも薄皮のもっちりした生地の中から具材がほぼそのままで生きた感じでどんと押し出されてくるのが嬉しい。
香港では旧正月に食すとされる大根餅は、正式には「蘿蔔糕(ローバッコウ)」といい、カリ、モチ、ふわっとした食感に、和風ソースがしみ込んだ逸品です。香港焼きそばは独特の細い麺が食べやすくていい感じです。
デザートの杏仁豆腐も含めて、どれもあまりに美味しかったので、「チーズ蟹爪」を追加オーダー。蟹爪にチーズを入れたものに細い糸状であることから「天使の髪」とも呼ばれるカダイフで包んで揚げるという本格派メニューです。これもまた病みつきになりそうな旨さです!
店内に入った時から明るく爽やかで好印象な二人の女性ホールスタッフは「本場香港のクオリティーの高い点心が普通の町中華の値段でたべられるんですよ」と言います。他にも、バーベキューソースハチの巣蒸しやチャーシュー饅など、本格的な飲茶メニューが充実しています。
香港で修業していたオーナーシェフの吳允武さんは、1997年に日本にやってきました。日本では、京都河原町の人気店などと合わせて35年以上に亘って飲茶点心を作ってきました。2022年の10月に四季をオープンしたのだそう。神戸などいろいろ地域マーケティングをする中で、安定して集客が望めそうで、静かな商店街としてこの地を選んだと言います。
もちろん昼呑みもありです! 京都三条会商店街にまた一つ名物店ができましたね! みなさん、ぜひ足をお運びください!
「香港点心専門店 四季」(外部リンク)京都市中京区西ノ京池ノ内町8-9 075-496-8718