「熊の焼鳥」は2014年にオープンした会員制の焼鳥店。会員だけでもなかなか予約が取れない店として食通の間では有名です。なんと入会金最高30万円！それでもいつか行きたいという想いを抱く人が多数います。
そしてこの秋朗報が！2023年10月12日（木）に新業態の『熊の鳥焼』を梅田にオープンし、すでに人気となっています。気軽でありながら、本店のこだわりを継承する『熊の鳥焼』をレポートします。

『熊の鳥焼』

コンセプトは、“山奥にある名店

お店は大阪梅田のなかでもカジュアルなお店が立ち並ぶエリアにありますが、こちらはさりげなくシックな入口で一見見過ごしそう。

店内は意外とラフなムードです。靴を脱いで掘りごたつでまったりといただきます。

各テーブルに炭焼きができる囲炉裏が。トレードマークの熊の絵が描かれています。

【絶対オススメ】熊の鳥焼コース　10品　5,500円

＋2000円で飲み放題

「熊の鳥焼」では鶏の柔らかさや、歯応え、味の特長や食感などにより調理法や種類を使い分けているとのことで、今回はそれらを堪能できるコースをいただきます。2000円プラスで飲み放題。(一部アルコールを除く）。
熊フトビールにも可愛い熊のイラストが。私は自家製梅入り梅酒。

【刺身】　　胡麻肝　薪火のタタキ

「天草大王の薪火のタタキ」は皮が香ばしく肉はコリコリとした食感で引き締まっていて旨味いっぱい！
「胡麻肝」はまるでフォワグラのように濃厚でコクがあります。

【炙り焼き】熊の薪炙り

名物 熊の薪炙りはお店の方が目の前で焼いてくれます。炭の香りが香ばしく想像以上に美味しい。

こちらの鳥焼は、薪と炭を組み合わせた焼き方が特徴。表面には薪の燻製香が独特なアロマを醸し出します。

【鳥焼】　　鳥焼　3種　焼き野菜　2種

この日はナンコツ、マルハツ、セセリ。自分で好みに焼きます。

ナンコツのコリコリとした食感も楽しい。私はハツが大好きです。

【焼しゃぶ】焼きしゃぶ（大摩桜 鹿児島）

鶏肉の焼きしゃぶは珍しいですよね。

【串焼き】　つくねの囲炉裏焼き　熊の山賊壺焼き（京赤地鶏の手羽一夜干し）

ボリュームたっぷりなつくね。

熊の山賊壺焼き（京赤地鶏の手羽一夜干し）これが味付けが絶妙で。甘辛いのですが甘すぎないキムチのような味付けで、これだけで御弁当作って販売してほしいほど。

【〆】　　　熊の挽肉めし（八代目　儀兵米）

土鍋が運ばれよそってくださいました。八代目儀兵の米を鶏だしで炊いた鶏飯には、粗挽きの鶏肉の挽肉がたっくぷり入っていて最後までボリューム有り。

そこに熊のイラストをのせたきんかん（卵）をわってTKG　たまごかけごはんに。

【甘味】　　デザート

ヨーグルトと練乳のソースのさっぱりしたかき氷でフィニッシュです。

薪火を前に非日常体験と特別体験を

とても美味しく、また焚火のともる囲炉裏を囲むような時間がどこか非日常で特別な体験をさせていただきました。
このボリュームで5,500円は本当にリーズナブルなので、一度目はこちらをいただき、2度目からは好きな部位や一品をいうのもよいかもしれません。私もアラカルトの「おばあちゃんの出汁巻き」も気になるし、またぜひ行きたいなと思います。

取材協力：『熊の鳥焼』