「Par5ではディスタンス系のボールを、Par3ではスピン系のボールを使った」これってルール違反!?
ゴルフボールにはさまざまな種類のものが存在する。これらは大きく分類すると"ディスタンス系"と"スピン系"の2種に分かれる。
ディスタンス系のボールはスピンが少なくなるように設計されているため、飛距離が伸びやすくなっている。反対にスピン系はスピンが入りやすくなっているため、ショットやアプローチにおいてボールを止めやすくなっている。
このようなそれぞれの特性を理解すると「ロングホールなどの飛距離を稼ぎたいホールではディスタンス系を、飛距離が要らないホールではスピン系を使用すれば良いのではないか?」と考える人もいるだろう。実はこれは日本のアマチュア競技においてはルールとしても許されている選択だ。
ゴルフには元々ワンボール制というルールがあり『正規のラウンド中、プレーヤーが使用する球は最新の公認球リストに一種類の球として掲載されている同じブランド・同じモデルの球でなければならない』と定められている。
ただしJGA(日本ゴルフ協会)は2009年度から、主催競技のうちオープン競技を除くアマチュア競技においては、ワンボール制を採用していない。すなわち公認球であればホール毎にボールの種類を変えても問題ないのだ。※ホールの途中でのボールの交換はルールでは基本的に認められていないので注意が必要。
<参考記事>プレー中にゴルフボールを交換することのできる条件を解説
筆者も実際にアマチュア競技において、自身の調子や気候などの条件によってボールの種類を変えることがある。
コンペなどにおいても、ドラコンホールにおいてのみディスタンス系のボールを使用するといったようにルールを有効活用することができるので、ぜひこの機会に覚えておいてほしい。
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