【京都市下京区】竹垣職人による茶室がホテルロビーのハンケイ5mに登場! 抹茶点て体験や和束茶試飲会も
創業135年となる「からすま京都ホテル」の玄関前を2023年4月8日に通りかかると、ガラス越しになにやら素敵なオブジェを見つけました。作品の魅力に魅かれながら店内へと入ってみることに。店名は「ハンケイ5mショップ」となっていました。
ハンケイ5mは、自分の半径5mの世界にいる、 困難を抱えながらも自分らしく一生懸命に生きる人。そんな人たちを応援する同社発行の情報誌に由来し、身近にいる人を和文化と福祉で繋げるアンテナショップなんだそうです。運営しているのは、西京区大原野を拠点に介護、看護、デイサービス事業などを手掛ける株式会社アドナースです。
オブジェは京もの認定工芸士に認定されている竹工芸の職人、長岡銘竹の真下彰宏さんの作品でした。店舗の一番奥には、4月1日~26日までの期間中、車いすでも利用できるようバリアフリー仕様の竹の茶室が設置されています。「長岡銘竹×茶縁Kyoto」の制作です。抹茶点て体験をすることができます。
4月15日(土)には、抹茶点て体験とともに、歴史ある「四海波籠」を身近に感じれるワークショップも開催されます。4月10日(月)には、和束町上香園の岡田文利社長による試飲会があります。
茶縁Kyotoは、京都「和束」の茶農家を応援し、お茶を取り巻く伝統文化を次世代へつなげるプロジェクトです。ハンケイ5mショップでは、和束茶と伝統工芸がコラボした作品を数多く展示即売しています。
創業135年の老舗「中村ローソク」からは、職人田川広一さんが和束茶を練りこんで作った優しいグリーンの和ろうそくを竹の燭台にセットした逸品が展示されていました。
器とお菓子の店「銀雪の里」の造形作家・岡本彩さんは、手作りにこだわった繊細で素朴なクッキーに4種の和菓子を練りこんで、和束の茶畑を表現しました。同店は、すぐに完売してしまう幻の人気クッキー店と言われています。
自然や文化の美しさを生地に表現するテキスタイルデザイナーの田代貴子さんと和束茶がコラボするとお茶の葉と花が光に揺らめくモダンな布製とーといバッグが出来上がりました。
裏千家流を学ぶ店舗運営管理者の京野朱莉さんが、抹茶を点ててくださいます。期間限定の竹の茶室で、美味しいお菓子と一緒にぜひお召し上がりください。
「ハンケイ5mショップ」(外部リンク)京都市下京区烏丸通四条下ル からすま京都ホテル1F 080-8500-8236