焼き菓子のおいしいケーキ屋さんが土浦市おおつ野にあると聞いて「スイーツアトリエ レガル」へ行ってきました。いろんな焼き菓子を扱っているけれど、レガル名物の「檸檬（レモン）ケーキ」は絶対食べてみたほうがいいよと。それにしてもレモンケーキって･･･なんだか懐かしい響きです。

土浦協同病院から徒歩約10分の場所にある人気のケーキショップ

広々とした駐車場を構える「スイーツアトリエ レガル」。土浦駅からは車で約10分程度、神立駅からは約7分と、2駅のほぼ中間地点に位置しています。また、徒歩約10分の距離に土浦協同病院があってバスが多く往来しているから車を利用しない方でも安心。最寄りのバス停は「樫の木公園」、徒歩約3分の好アクセスです。

焼き菓子や生菓子のカラフルな色合いが引き立つように、店内の装飾は極力控えめにしたシンプルでいて洗練された雰囲気です。また店内は、商品をすべて見て回れるように導線に工夫が凝らされていて、週末の日中など人で賑わっている時でもゆっくりとお買い物が楽しめます。

レガル名物の「檸檬ケーキ」はすっぱい＋甘いを一度に楽しめる新感覚の焼き菓子

今回のお目当てはこちらの「檸檬（レモン）ケーキ」（180円）です。私の知っている”レモンケーキ”と似ているけれど、なにか違うような･･･

「うちの檸檬ケーキはすっぱいんですよ」と話してくださったのはオーナーシェフの片岡秀之さん。檸檬ケーキを考案したその人です。

「多くのケーキ屋さんは、ホワイトチョコをベースにしてコーティングしているんですが、うちはレモンと砂糖を混ぜて加熱したものを表面にデコレーションしています。どなたかからうちの檸檬ケーキをもらって美味しかったから買いに来てくださったという方も多いんですよ」（片岡さん）

卵たっぷりの焼き菓子はそれだけでおいしそう。表面にコーティングされた白いのがレガル特製のレモンソース。

ぱっと見にはすっぱい感じは分かりませんが、実際に食べてみると口の中にいるすっぱいセンサーが一気に発動し、その後に焼き菓子の甘く優しい味わいと風味が広がります。焼き菓子はマドレーヌをいただいているようなバターのコクと旨みが特徴的です。

すっぱいと甘いを一度に楽しめる焼き菓子、これはリピートしたくなる気持ちがすごく分かります。

土浦協同病院の近くと言うこともあってお見舞いの品として買い求められる方も多いそうで、箱に入ったギフトタイプの檸檬ケーキも人気があります。5個入り（1150円）のほか、10個入り（2100円）などもあります。

私もすっぱ甘いの驚きを体験してほしくて、お世話になった方へご進物として購入させていただきました。ご夫婦への贈り物なので5個入りはちょうどいいサイズです。

土浦やつくばの食材を使った焼き菓子は手土産におすすめです

檸檬ケーキ以外にもたくさんの種類の焼き菓子が店頭に並んでいます。取材にお伺いした10月はハロウィンがある月ということもあってハロウィン仕様の詰め合わせも。冬はクリスマスやお正月、バレンタインデー、ホワイトデーとイベント目白押しなので、また違うパッケージを見ることができるのかなと思うとワクワクして通ってしまいそうです。

バスケットに好きな味を好きなだけ入れてオリジナルの詰め合わせにするのも楽しいです。もちろん1個から購入できるので、今日のおやつを買いに出かけるのもおすすめです。

レガルでは、地元の食材を使った焼き菓子もあり、土浦土産として人気があります。こちらは「れんこんショコラ」（160円）。チョコレートのパウンドケーキにれんこんの甘露煮を混ぜたもので、しっとりとしたパウンドケーキの香りとビターな甘みに、れんこんの食感が楽しい一品です。れんこんは、土浦市の吉田農園で作っているものを使っていて、土浦ブランド認定品にも選ばれています。

意外なところでカステラ（170円）もおすすめです。個包装になっているのでちょっとだけ食べたいという欲を満たしてくれて、カットする手間いらずなのがまずうれしい点です。さらにレガルのカステラは和三盆を使って仕上げているのでしっとりしていながらも上品で優しい味わいを楽しめます。

レガルで一番人気のある檸檬ケーキに加えてかぼちゃやさつま芋で作る焼き菓子を詰め合わせにした「ふるさとギフト」（1930円）も手土産としておすすめです。

新発売の「白みそムース」はありそうでなかった”しょっぱ甘い”スイーツ

レガルの生菓子は美しいビジュアルがたまりません。季節限定のケーキのほかに、片岡さんのひらめきから生まれたケーキもあります。

こちらが片岡さんが「こんなケーキがあったらおいしそうだな」というひらめきから生まれた新発売の「白みそのムース」（400円）。「和の調味料って洋菓子に合うんですよ。塩を使ったスイーツなどもまさにそれ。だったら味噌を使ったケーキも面白そうだなって。和菓子には味噌を使った餡が存在するので美味しいものができるって確信していました」と、片岡さん。

取材にお伺いした15時の段階ですでに白みそのムースが完売してしまっていて、ちょうど作っているところを見せていただきました。

土台の白い部分が白みそのムースになっていて、その中にはざくざく食感が楽しいナッツが入っています。その土台の上に自家製のイチゴのソースをたっぷりと載せていきます。

バラ口金を使って生クリームを立てるように絞っていきます。

食用のバラの花びらを生クリームに品良く挿して完成！　食べるのが惜しくなるほどの美しさです。

そんな美しい白みそのムースを食べた瞬間の感想は「なんじゃこりゃ！」です。土台の白みそのムースがしょっぱいのに甘い、なんじゃこりゃなののです。もうひと口味わうと今度は味噌ならではの旨みが感じられ、次のひと口は生クリームとイチゴのソース絡めて味わってみたところ、肩の力が抜けるようなふんわりと優しい味わいに。さらにムースの下に隠されているナッツと合わせて味わい食感までも楽しめました。

こんなに食べれば食べるほど味が変化していくケーキは味わったことがありません。甘いといっても控えめなほうなので、お茶にも合いますが、お酒のつまみにもなりそうです。

コーヒーやカフェラテなどのドリンクメニューもあります

レガルではテイクアウトのみになりますが、エスプレッソマシーンで作るコーヒーメニューがあります。コーヒー（ホット180円／アイス230円）とカフェラテ（ホット230円、アイス280円）があります。焼き菓子と一緒にオーダーするとおやつタイムがより一層楽しめます。

レガルではバースデーケーキなど、アニバーサリースイーツをオーダーすることもできます。新しいものづくりに意欲旺盛な片岡さんが希望に沿ったお菓子作りの相談に乗ってくれるので、気軽に声をかけてみてくださいね。