お金が貯まる人がボーナスを受けたら、真っ先にすることは?
ボーナスのタイミングですね。ボーナスの使い道としてお金を有効活用すべきか銀行に貯めておくべきか悩む人も多いでしょう。お金について書かれているビジネス書を読むと、「お金は使わないと入って来ないから使うべき」「将来が見えないからできる限り貯めるべき」と2通りの考え方が見られます。どちらが正しいのかタイプ別に解説をします。
フローを増やしたい人は使うべき?
貯金はないけど、収入は多くてビジネスや仕事がうまく回っているというタイプも世の中には少数派ですがいます。このタイプは貯める気はさらさらないと断言する人も多いです。お金を使って、有効活用することによって、収入を増やしてきたから自信もあるのです。
ですが、突っ込んで聞いてみると、病気になって働けなくなった時や老後などは心配が残るようです。典型的なタイプがアスリートですが、引退年齢が早く、引退後に破産をするアスリートも多いです。もちろん、貯金がないと、自分を駆り立てて収入を増やそうという努力をすることができるでしょう。しかし、収入の10%でもよいので将来に備えてバッファーを作っておく方が安心です。
こうしたタイプは家族など周りが管理をして、自動的に10%を別口座に積み立てる等、本人が意識せずに貯められる仕組みを作ることが大切です。
お金が貯まる人が真っ先にしていることは
お金が貯まる人が真っ先にしていることは資産運用です。ボーナスは2ヶ月分などまとまった収入を得る絶好の機会です。ボーナスを元手にして資産運用をすればお金を殖やすチャンスとなります。富裕層などは元本を使って運用をして、配当などから使うようにしている人も多いです。つまり、殖えたお金の範囲で贅沢をするわけです。
先ほどのフローが潤沢なタイプは世の中のほんの一握りでしょう。その他大勢の普通の会社員で努力をしても収入を増やすのが難しいという人は富裕層に習って将来のためにお金を備えておいたほうがよさそうです。
国の制度の流れとしては財政の健全化のために高齢者にできる限り長く働いてもらい、医療費などの負担もこれまでよりは多く負担をしてもらおうという方向性です。また、50歳以上など一定以上の年齢になると報酬が減る企業もあります。しかも人生100年時代なのでまだ人生の折り返し地点なのです。加えて、IT化によって事務職など多くの仕事が奪われる可能性もあります。そんな中、特殊能力がある人を除いてはますます労働環境は厳しくなることが予想されます。
数年以内に世界経済が減速をするという見通しを出している専門家なども多い中、ボーナスが出ている間にしっかりと貯めておきたいものです。できれば20%は将来のバッファーとしてとっておき、月々からはなかなか貯められないという人は30%程度貯めるのはいかがでしょうか。