【福島市】飯坂への移住を決意!「kokoro」河原田充さんの挑戦と情熱
飯坂温泉に新しくオープンした雑貨・レンタルフォトスタジオ「kokoro」。その裏には、オーナー河原田充(かわらだ・みつる)さんの、飯坂温泉をこよなく愛する熱い思いが込められています。
私が初めて河原田さんに会ったのは、昨年初開催の「日本一の桃祭」でした。運営スタッフとして汗を流し、イベントには欠かせない存在でしたので、てっきり飯坂町出身だと思っていました。しかし、今年福島市から飯坂町に住所と本籍を移したと聞いて驚きました。それほど飯坂を愛する熱い男なのです。
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河原田充さんの歩み
河原田さんは、福島市内で保育士として働き始め、その後、南相馬市で再生可能エネルギー関連の研究職に就きました。2020年のコロナ禍に、貸衣裳や社交ダンススタジオなどを営む家業を支えるために福島市に戻ってきました。
河原田充さんと飯坂との関わり
河原田さんが飯坂と関わりを持ったのは、父親が飯坂の出身だったことと、家業のブライダル貸衣裳の仕事を通じてでした。幼い頃、両親と一緒に飯坂のホテルや旅館で行われる結婚式の着付けや貸衣裳の仕事に参加し、にぎやかな温泉街の雰囲気に魅了されました。当時の温泉街は、下駄の音が鳴り響き、海外の方がたくさんいて「飯坂っていうのはすごくハイカラなんだ」と子どもながらに思ったそうです。
飯坂への思いと共に活動スタート
2020年に福島市に帰ってきて再び訪れた飯坂温泉は、以前よりも寂しく感じられ、何か自分にもできることはないかと考えるようになりました。
その中で、旅館「吉川屋」で見かけた温泉むすめ飯坂真尋ちゃんのパネルに描かれていた土偶が河原田さんの心をとらえました。「なぜここに土偶が描かれているのだろうか」この出会いがきっかけで、飯坂町から出土した「しゃがむ土偶」を活用した事業に情熱を注ぐことになったのです。
飯坂での人脈がほとんどない状態からスタートしましたが、吉川屋の畠社長との出会いがきっかけとなり、飯坂真尋ちゃんやゆげおプロジェクト、そして飯坂の観光に深く関わるようになりました。その後も数々の飯坂でのイベントや事業を手伝い、徐々に地元の方々に顔と名前を覚えてもらいました。
当時、吉川屋の畠社長から言われた「必要なのは気力と勇気と挫けぬ心だよ」という言葉が今も心にあるという河原田さん自身が、まさにその言葉を実行されてきたのではないでしょうか。
飯坂の魅力
結びに、河原田さんに「飯坂の一番の魅力は」と尋ねると、「絶対に『人』です。熱い温泉に負けずとも劣らないアツい人たちに惚れ込み、リスペクトしています。よそ者の私を受け入れ、応援してくれる方たちへの恩返しとして、ともに歩み、飯坂のさらなる発展に向けて前に進んでいきたいです。」と答えてくれました。
バラエティに富んだ商品が並ぶ「kokoro」のショップを見渡して「なるほど、今の河原田さんを作った飯坂への想いがあふれている」と納得です。彼の熱意と愛情で、飯坂に訪れるすべての皆さまを心からもてなしてくれることでしょう。
※写真や内容は、取材時の情報です。最新情報は、公式サイト等でご確認ください。
「kokoro」詳細情報
住 所:福島県福島市飯坂町湯町18-4
営業時間:10:00〜18:00
定休日 :火・水曜日(不定休あり、SNSをご確認ください)
駐車場 :なし ※近くに有料パーキングあり
SNS :公式Instagram / 公式X
スタジオ予約サイト:https://airrsv.net/kokoro-photostudio/calendar