セキセイインコをはじめ、小鳥はおしゃべりができるというイメージがありませんか？

おしゃべりしてほしいから、小鳥を飼ってみたい！という人もいるほど。

しかし、すべての鳥が喋るわけではありません。

セキセイインコはみんなお喋り上手？

セキセイインコにはお喋りの得意な子が多いのですが、中には喋ることが苦手だったり、興味を覚えなかったり、繰り返し同じ言葉を聞かせられるのを嫌がる子もいますから、無理強いは禁物です。

やる気がないのに無理やり教えようとしたところで、その子にとってストレスになるばかりで、言葉を覚えるどころか、飼い主さんを嫌いになってしまうかもしれません。

人間と同様、鳥にもそれぞれ個性がありますので、その子の個性を尊重するようにしてあげたいものですね。

お喋りに性差はある？

女の子よりも男の子の方がお喋り上手と言われています。

というのも、鳥にとっての最重要課題の１つ、つがいになるかどうかの選択権はメスにあるため、オスは選んでもらうために、パートナーになりたい相手に対してアピールする側にあるからです。

春になると鶯のオスが囀りでメスにアピールするように、インコのオスもメスにアピールするために一生懸命にお喋りに磨きをかけるのです。

そのため、お喋りや芸を覚えるのは女の子よりは男の子の方が早いと言われていますし、男の子の方がなつきやすく甘えん坊が多いようです。

家にいる時間が長く、遊んであげる時間も豊富、ベタ慣れにしたいという飼い主さんには男の子、仕事や趣味で家を空ける時間が多い飼い主さんには女の子が合っているかもしれません。

女の子にはマイペースで少しクールな子が多い一方で、男の子は寂しがり屋で甘えん坊の子が多いようです。

しかし、お喋りが得意な子が欲しいと、男の子を望む方もいらっしゃるかもしれませんが、雛の段階での雌雄判別は、ノーマル種以外はほぼ不可能といえます。

また、男の子だから絶対にお喋り上手になるとも限りません。

女の子でもお喋りが上手な子はたくさんいますので、ご縁のあった子を大切にしてあげてくださいね。

セキセイインコがしゃべらなかったという理由で手放したりするのは絶対にやめましょう！

インコは寿命の長い生き物です。

最後まで責任をもってかわいがってあげてくださいね。