HSPがシングルマザーになったときに困ることは?心を楽にするポイントや解決策を紹介!
こんにちは。精神科医のしょうです!
私は普段、精神科での外来を行いインスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
長い人生の中で、離婚や死別などでシングルマザーになってしまうという可能性は誰にでもあります。
繊細な気質を持ったHSPさんがシングルマザーになった場合、育児や家事、仕事の両立でストレスを溜め込んでしまう人が多いのではないでしょうか。
子供の学校行事や教育費のことで頭を悩ませたり、精神的にさまざまな面で重く大きな負担がのし掛かりますよね。
今回は、そんなシングルマザーのHSPさんの心が少しでも楽になるポイントを紹介していきます。
シングルマザーのHSPさんが抱える悩み
仕事や子育てで自分のことが疎かになる
仕事や子育て、家事で時間が取られてしまうと自分のことがどうしても疎かになってしまいます。
好きな音楽や本を楽しむ時間を十分に取れず、上手く息抜きすることが出来ない人もいるのではないでしょうか。
自分のことが疎かになると心に余裕がなくなり、食生活が荒んでしまったり身なりがどうでも良くなってしまったり、生活サイクルが乱れてしまう恐れがあります。
仕事から帰宅したあと家事に追われて気付けば深夜になっていた、という日々が続けば心身を壊してしまう可能性があります。
金銭面で将来に不安がある
生活費や貯金、子供の養育費など生きていくためにはとにかくお金がかかります。
シングルマザーだと子どもを養っていくのにも精一杯で困窮している家庭が多い傾向にあるようです。
経済的に厳しく自分の趣味にかけるお金を我慢したり、食費などから生活を切り詰めている人もいるでしょう。
子育てに追われてフルタイムで働くことが厳しく、パートやアルバイトで生計を立てているシングルマザーも少なくありません。
自分が急な病気になってしまった場合の治療費など、将来に対するさまざまな不安を持ちながら暮らしているのが現状です。
相談できる人が周りにいない
シングルマザーの人は「一人で頑張らないと」という気持ちが強くなっているので、悩み事をなかなか周りに打ち明けることができません。
特に育児や仕事、金銭面、子供の進路のことを相談しようと思っても、友達には気軽に話すことができないですよね。
「相談したくてもできない」という状況はシングルマザーにとって強い孤独を感じるものです。
もし親族がHSPや自分の置かれている環境について理解を示してくれているのであれば、実家に子供と一緒に住んだり、実家の近くに引っ越して子育てを手伝ってもらう方法もありますが、親族が相手だとしてもなかなか自分のことを相談しにくいという人が多いようです。
シングルマザーのHSPさんが心を楽にするポイント
「生活の安定」が一番大切
一人で働いて子供を育てていくとなると、どうしても世帯収入が落ちてしまいます。
生活がカツカツで、貯金もあまりできないという人もいるでしょう。
HSPさんは完璧や上を目指そうとして頑張り過ぎてしまう傾向があるので、注意が必要です。
収入を今より増やすために仕事を掛け持ちしたり、勤務時間を伸ばしたりするのは心身を壊してしまう可能性があります。
生活の安定を持続させることが家庭にとってなによりも大切なことなので、まずは自分と子供の衣食住を保つことを優先しましょう。
「他の家庭よりもお金がないから不幸だ」「シングルマザーだから幸せじゃない」と自分で決めつけないようにしてくださいね。
物の見方を変えて人生を楽しむ
生活がカツカツだと必然的に節約するために安い物を買おうとしますよね。
そんなときに、友達がブランド品を持っていたり、旅行に行った話を聞かされたり、外食に頻繁に誘ってきたりすると自分の現状と比較して落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、他人と比較して自分を卑下する必要はどこにもありません。
安くて良いものを大事に長く使うことはとても素敵なことです。
他人の価値観に左右されずに、自分の意思を強く持って出来る範囲で人生を楽しんでいきましょう。
家事はもっと手を抜く&ズボラでいい
HSPさんは完璧主義なところがあるので、「ちゃんとやらなきゃ」と自分を追い詰めてしまいがちです。
自分のやりたいペースでできて、手を抜いても誰にも怒られないのが家事の良いところなので、疲れた日はとことんズボラになりましょう。
仕事でクタクタだけど、一週間の献立を決めて必要な材料を揃えてきっちり作らないと……という風に追い込まないことです。
何に対しても完璧を求めてしまうと、無意識に子供にも完璧を求めてしまうようになります。
毎日仕事しながら料理や掃除を完璧に行おうとすると誰だって疲れてしまいますよね。
息抜きすることに罪悪感を覚えてしまうときは、「今日はご飯を作らない日」「この曜日は掃除をしない」という日を決めてしまうと良いですよ。
負担やストレスが最小限の仕事を選ぶ
今の仕事の業務内容や勤務時間を見直してみるのも負担を減らす一つの方法です。
社内の人間関係が良くない、上司に頻繁に怒られる、クレーム対応が多いなど、強いストレスを感じている場合は思い切って転職した方が良いかもしれません。
また、職場が家から遠くて通勤時間が長い場合も知らないうちに疲労が溜まっているので要注意。
近くの職場にするだけでも時間の節約にもなり、心身の負担が減ります。
HSPさんは仕事と育児を両立させようと無理に頑張ってしまうところがあるので、仕事の環境を見直して少しでも自分を労ってあげてくださいね。
子育ての支援制度を上手く活用しましょう
シングルマザーで悩みを抱えている方は、国や自治体による子育ての支援制度を積極的に利用しましょう。
児童手当や児童扶養手当、福祉資金貸付制度、就学支援資金など費用面でさまざまなサポートが行われているので、最低限のことだけでも頭に入れておけば後々役に立つこともあるかもしれません。
また、「ファミリーサポート制度」というものもあります。
全国各地に拠点があり、子育てを援助してもらいたい人と援助したい人を結び付けてくれるとても便利なサポートです。
保育園の送迎や子供の一時的な保育など、赤ちゃんから小学生まで対応している自治体もあります。
気になる方は、説明会や講習会に参加してみると良いでしょう。
シングルマザー支援団体が行なっている相談窓口でも育児について相談できます。
まとめ
まずは落ち着いて自分の現状を把握することが大切です。
現時点で何に困っているのか、将来の不安なことは何かを一つ一つ洗い出してみましょう。
子育ての悩みを解決するためにも、行政や地域のサポート制度をよく調べておくことが肝心です。
HSPさんは一人で問題を抱え込もうとしてしまうので、孤独にならないためにも相談窓口やサポートなどを上手に活用してくださいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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