任天堂、Google、ポケモンが『Ingress』のNiantic社に3,000万ドル出資へ
任天堂、株式会社ポケモン(米子会社も含む)、Googleが、リアル・ワールド・ゲーム『Ingress(イングレス)』を開発・運営するNiantic社に対して、最大3,000万ドル(約36億円)の出資を行うことが発表されました。
それぞれの出資額は発表されていませんが、初回投資として2,000万ドル。さらにマイルストーンを達成すれば追加で1,000万ドルの計3,000万ドルの出資が予定されています。
Niantic社は、先月10日に任天堂と共同で開発する『Pokemon GO(正式名称はeにアクセント記号「アキュート・アクセント」が付いたもの)』を発表しており、今回の出資はこの最新作に関係するものと考えられます。
今回の出資に関して、株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏は「ポケモン社のNianticへの戦略的投資により、世界が今までに見たことのないソーシャル・モバイル・エクスペリエンスを提供できるようになります。株式会社ポケモンは、コミュニティやイノベーションに対して同じスピリットを共有するNianticのような会社とのパートナーシップを強力に進めてまいります」と述べています。
また、Niantic, Inc.のCEOであるジョン・ハンケ氏も「株式会社ポケモン、Google Inc.、そして任天堂株式会社は、Nianticを次のステージに押し上げてくれる素晴らしい投資家であり、戦略的なパートナーです。今回の資金は、Pokemon GOの開発、Ingressとグローバルで成長するそのコミュニティの発展と成長、そしてリアル・ワールド・ゲームプラットフォームの構築に活用する予定です」とのコメントを発表しています。
Pokemon GOとは?
9月10日に発表されたポケモンの最新作。スマートフォンを利用し、現実世界を舞台にポケモンを捕まえたり、ユーザー同士で交換したり、バトルしたりすることを体験できるゲーム。
基本プレイ無料、アイテム課金有りのサービスで、AndroidとiOSにて2016年サービス開始予定。