【急性・慢性心不全】どんな病気?原因や症状は?-心不全について分かりやすく解説!
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おがちゃん先生です。
今回は…
急性心不全と慢性心不全を解説していきます。
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心不全とは?
心不全は、心臓のポンプ機能の低下によって、
心拍出量の低下や、うっ血をきたす病態です。
※心拍出量…
心臓が収縮した時に送り出す血液量
進行速度によって急性と慢性に分けられます。
それぞれ分けてみていきましょう。
急性心不全
急性心不全は、
急激に心臓の機能が低下してしまった状態です。
心筋梗塞や、急性大動脈解離などの
緊急治療を要する原因疾患や、
慢性心不全が急激に悪化することで起こります。
症状として、
呼吸困難や心停止など重篤な症状が現れるので、
早急に原因を検索し、対応することが大切です。
慢性心不全
慢性心不全は、
慢性的に心臓へ負荷や障害が与えられ、
徐々に心機能が低下していく状態です。
症状として、呼吸がしにくい状態が
続いたり(呼吸困難の持続)や倦怠感が現れます。
前述したように慢性心不全は急に悪化すると、
急性心不全となることもあるので注意です。
心不全の代償機構
心不全となり、心拍出量が低下すると、
体はそれをカバーしようとします。
例えば、心拍出量が低下すると…
↓
交感神経の活動が亢進して…
↓
血管収縮と心拍数が上がる。
↓
これにより心拍出量が増加。
このような繋がりでカバーしてくれます。
ここでの説明は省きますが、
代償機構には腎臓も関わっています。
また、代償機構は"カバーをしてくれる"のですが
これらは心臓に負荷がかかってしまいます。
この負荷が続くと、
心筋リモデリングといって、
心臓が拡大して、収縮力が低下してしまう。
収縮不全と拡張不全
心不全は「収縮力が低下」した状態と、
「拡張が正しくできない」状態があります。
◆収縮能が低下した状態を「収縮不全」
◆拡張能が低下した状態を「拡張不全」という。
「心不全」というと、
収縮力の低下というイメージがありますが、
拡張が正しくできないこともあるんだ、
ということも理解しておきましょう。
最後に
心不全の原疾患になるのが、
虚血性心疾患・高血圧・弁膜症などです。
これらは、
加齢が原因となることもありますが、
生活習慣の乱れが原因であることが多いです。
喫煙や肥満・塩分摂りすぎ・運動不足・
過剰な飲酒・ストレスなどに気をつけましょう。
では、今回はここまでです。
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最後まで、
ご覧いただきありがとうございました!
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
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・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中