【京都市】中京区 寺町四条にある「寺町通りの歴史と由来」
京都にも観光の人が戻ってきた昨今、新京極通りと並んでショッピング街やレストランが並ぶ「寺町通り」。三条寺町~四条寺町の間にある「寺町商店街」には約180の店舗が並らんでいます。アーケードで覆われた四条通りから御池通までの間はいつも修学旅行生や外国人観光客でいっぱい!
「 寺町通り」の北は鞍馬口通から、南は万寿寺通辺りまでをさしていて、河原町通に合流している約4.6kmの南北の通りを言います。その「寺町通り」には、深い歴史が関係します。
「寺町通り」は旧・東京極大路と呼ばれており、京都の東の最果ての大路という意味だったそうです。
「寺町通り」という名前としてのこの通りの誕生は、天正18年(1590)豊臣秀吉の都市改造でした。洛中に散在していた寺院の多くがこの通りに集められたことから、文字通り「寺町」と呼ばれるようになりました。
もともとこのあたりは、寺町通沿いは高級住宅街だったそうで、貴族らが住んでいたそうです。寺院が集められてからは、寺社にお参りにくる参拝者相手に石塔屋、数珠屋などの仏具関係の店が集まり、いまでもその名残が見れます。職人さんの町でもあります。
秀吉が寺院を都の東部に並べた理由は東から攻め込められた時に盾代わりにするためだったとか…お寺がいっぱい並んでいる道を破壊して攻め入るには勇気がいりますね。
少し前までは、京都の人にとって四条寺町通りといえば、藤井大丸から南は電気屋さん街としてもよく知られていました。その昔、家電を見にいくといえば、四条寺町とよく出かけたものです。
「寺町通り」には、未だにお寺が集まっていた名残があります。今ではおしゃれなお店やレストランも軒を並べ、多くの人が行き交いますが、寺町通りでショッピングなどをしながらその歴史を感じてみられてください〜
寺町通りの歴史と由来(寺町四条)
京都府京都市中京区寺町四条