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【寝屋川市】こんな学校に通いたい! 隈研吾氏が設計監修! 望が丘小学校・中学校の完成記念式典開催!

neyamon号外NETピックアップ! 大阪府のライター(寝屋川市担当)

寝屋川市初の施設一体型小中一貫校となる「寝屋川市立望が丘小学校・中学校」 の建設工事が完了したことから、令和6年2月20日、完成記念式典が開催されました。

令和4年1月から建設工事を開始したこの小中一貫校は、国立競技場を設計した世界的建築家の隈研吾氏が設計監修し、まちのメインアイコン (象徴)、地域の学びの核となるよう、現在の寝屋川市立明和小学校の運動場に建設した学校です。

令和6年4月から明和小学校、梅が丘小学校、第四中学校(いずれも現寝屋川市立)の児童生徒が通います。

この日は、関係者や報道機関が招待され、体育館で完成記念式典が行われました。

完成記念式典には、隈研吾氏も出席され、校舎のコンセプトや特長などを説明されました。

校舎は、広い中庭に面したU字型の形で、地上5階建て、1階から4階まで吹き抜けとなっており、木材がふんだんに使われています。

広瀬けいすけ寝屋川市長は、「望が丘小学校・中学校には、市独自の教育である「寝屋川教育」の旗艦校としての役割、まちづくりのメインアイコンとしての役割、という2つの狙いがあります。この校舎がまちのメインアイコンとなって、まち全体が大きく発展していくとともに、この学校が1つのモデルとなり、寝屋川市のこれからの公共施設や、子どもの教育環境を見直していくきっかけになればと思っています。」とコンセプトについて話されました。

設計監修の隈研吾氏に向けて、「イメージしていた以上の「新たな時代の子どもたちの学校生活」を提案していただき大変感謝しています。この感動や驚きを、子どもたちや地域の皆さんにも味わってもらいたいと考えています。」と感謝の言葉を述べられました。

それを受け、隈研吾氏からは、「新しい時代の公共建築は、家のような優しさ、温かさが必要だろうと考え、地域のシンボルとしてだけでなく、地域にとって大きな家のような空間になるよう設計しました。」とお話がありました。

校舎は、木をふんだんに使い、木の香りがする柔らかい空間となっています。

中庭を囲むU字型の構造は、全ての教室から同じ空間を感じられ、皆が1つの家で育った、勉強したという共通の体験を持てる空間となっています。

寝屋川市では初となる施設一体型の小中一貫校として、小中学生が空間を共有するメリットを最大限にいかした設計となっているのがわかります。

下駄箱やロッカーも家の家具のように曲線を多く使ったこだわりのあるデザインとなっています。
場所を示すサインやトイレのデザインなどにもこだわり、様々な新しい特長を持っています。

教室には大きな窓が設けられ、明るい教室からの眺望も素晴らしいですね。

隈研吾氏は、「この校舎は寝屋川市の新しいアイコンであると同時に、日本全国の教育空間の1つのモデルとなり、注目されるのは間違いないでしょう。」と話されていました。

これまで職員室と言えば、書類が山積みになった机が並んでいたイメージがありますが、これからの時代は、職員の在り方も新しい時代へと変わっていくことを予感させる空間となっていました。

電子化の時代にあってもやはり黒板には木のぬくもりが感じられていいですね。

広々とした体育館は、床もピカピカで気持ちがいいですね。

プールも全天候型の屋内プールとなっていて、ここから世界的なアスリートが誕生するかもしれませんね。

校舎を見学した参加者からは、「明るく開放的な校舎で、毎日楽しくこの学校へ通えそう。」「校舎全体に木のぬくもりがあり、室名プレートのデザインがおしゃれ。」との声があがりました。

こちらは、寝屋川市立望が丘小学校・中学校の校歌を作った西浦達雄さんの公式Xです。

動画に明和小学校時代の写真から望が丘小学校・中学校の新校舎の様子が映し出され、西浦さんも見学して素晴らしい学校に感動したと記されていますが、この校歌を聴くだけでもう感動して涙してしまう素敵な校歌です。

寝屋川市立望が丘小学校・中学校が建設された明和小学校、統合され一貫校となる第四中学校は、元大関豪栄道関(現武隈親方)の母校でもあり、今後、寝屋川市のまちづくりのメインアイコンとして、注目される存在となることは間違いないでしょう。

望が丘小学校・中学校という名前の通り、この学校には大きな望みがかかっています。小学校入学から中学校卒業まで、同じ屋根の下で、寝屋川式の一貫教育が行われます。

寝屋川市では、小学校から中学校まで、授業にディベートを取り入れ、世界に通用する人材を育てています。

こんな木の温もりのある校舎で、兄弟が沢山いる家族のように6歳から15歳までの子どもがお互いを思いやりながら学んでいくなんてとても素敵なことだと思います。

寝屋川市立望が丘小学校・中学校は、ハコだけではなく、名だけでもなく、本当の意味でのハードとソフトの両方を兼ね備えた学校として未来へと漕ぎだしていきます。

【施設情報】
寝屋川市立望が丘小学校・中学校
◇ 所 在 地:寝屋川市打上高塚町4番1号
(JR学研都市線「寝屋川公園駅」から徒歩4分)
◇ 基本設計・実施設計:梓・隈研吾・オオバ共同企業体
◇ 施工:株式会社 鴻池組 大阪本店
◇ 児童生徒総数(予定):1,002人
(小学生 693人、中学生 309人)
◇ 施設概要
・ 延べ面積:19,676.52 m²
・ 建築面積:8,312 m²
・ 階 数:地上5階
・ 構 造:鉄構造(一部木造) ・ 最高高さ:22.7m
■問合せ先■
寝屋川市 学校教育部 教育政策総務課

寝屋川市経営企画部企画3課より情報提供いただきました。

号外NETピックアップ! 大阪府のライター(寝屋川市担当)

地域ニュースサイト号外NETピックアップ! 大阪府(寝屋川市担当)のライターをしています。寝屋川市内の新しいお店、グルメ、行政サービス、イベント、歴史や文化など、実際に地域を歩いて発見したコト、モノ、出会った人などの情報を、愛を込めてお届けします。

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