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ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表がW杯予選メンバーを発表。J組は湘南ソン・ボムグンと町田オ・セフン

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
サッカー韓国代表(写真提供=韓国サッカー協会)

ホン・ミョンボ監督率いるサッカー韓国代表の最新メンバーが発表された。

韓国サッカー協会(KFA)は8月26日、9月に行われる北中米W杯アジア3次予選グループBの2試合を戦う韓国代表メンバー26人を発表した。

今年2月のアジアカップ直後にユルゲン・クリンスマン前監督を解任し、3月と6月のW杯2次予選を暫定監督体制で戦った韓国代表。

7月にホン・ミョンボ新監督の就任が発表され、最近ではキム・ジンギュ氏やパク・ゴナ氏など元Jリーガーを筆頭としたコーチ陣も正式に決まった。

(参考記事:謝罪し“10年前の失敗”に言及も…韓国代表ホン・ミョンボ新監督が就任会見で語ったこと

9月に行われる北中米W杯アジア3次予選では、5日にホームのソウルワールドカップ競技場でパレスチナ代表、10日にアウェイのスルタン・カーブース・スポーツコンプレックスでオマーン代表と対戦する。

今回のメンバー発表では、キャプテンのソン・フンミン(トッテナム)をはじめイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)やファン・ヒチャン(ウォルヴァーハンプトン)、イ・ジェソン(マインツ)ら欧州組の主力が順当に選出。6月のW杯2次予選を欠場したキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)も再び名を連ねた。

また、Jリーグ組ではソン・ボムグン(湘南ベルマーレ)とオ・セフン(FC町田ゼルビア)の2人が選出。前回A代表初招集だったハ・チャンレ(名古屋グランパス)はメンバーを外れた。

元Jリーガーでは、元ガンバ大阪のクォン・ギョンウォン(ホール・ファカン・クラブ)、元FC東京、大宮アルディージャ、G大阪のキム・ヨングォン(蔚山HD FC)、元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのチョン・スンヒョン(アル・ワスル)、元アルビレックス新潟のイ・ミョンジェ(蔚山HD FC)、元京都サンガF.C.、ジュビロ磐田、ヴィッセル神戸のチョン・ウヨン(蔚山HD FC)が選ばれた。

そのほか、2025年のトッテナム加入が内定しているヤン・ミンヒョク(江原FC)をはじめ、イ・ハンボム(ミッティラン)、ファン・ムンギ(江原FC)、チェ・ウジン(仁川ユナイテッド)の4人がA代表初招集となった。

さらには、今季からイングランド2部チャンピオンシップでプレーしているオム・チソン(スウォンジー・シティ)が2022年1月の親善試合以来2年8カ月ぶり、イ・ドンギョン(金泉尚武)が昨年9月の親善試合、キム・ジュンホン(全北現代モータース)が昨年10月の親善試合以来、約1年ぶりにA代表復帰を果たした。

なお、今回発表されたメンバー26人は9月2日に招集され、高陽(コヤン)総合運動場でトレーニングを行う。

9月のW杯3次予選2試合を戦う韓国代表メンバー26人は以下の通り。

―GK

キム・ジュンホン(全北現代モータース)

ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ/日本)

チョ・ヒョヌ(蔚山HD FC)

―DF

クォン・ギョンウォン(ホール・ファカン・クラブ/UAE)

キム・ムンファン(大田ハナシチズン)

キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)

キム・ヨングォン(蔚山HD FC)

ソル・ヨンウ(ツルヴェナ・ズヴェズダ/セルビア)

イ・ミョンジェ(蔚山HD FC)

イ・ハンボム(ミッティラン/デンマーク)

チョン・スンヒョン(アル・ワスル/UAE)

チェ・ウジン(仁川ユナイテッド)

ファン・ムンギ(江原FC)

―MF

パク・ヨンウ(アル・アイン/UAE)

ソン・フンミン(トッテナム/イングランド)

ヤン・ミンヒョク(江原FC)

オム・チソン(スウォンジー・シティ/イングランド2部)

イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)

イ・ドンギョン(金泉尚武)

イ・ジェソン(マインツ/ドイツ)

チョン・ウヨン(蔚山HD FC)

チョン・ホヨン(光州FC)

ファン・インボム(ツルヴェナ・ズヴェズダ/セルビア)

ファン・ヒチャン(ウォルヴァーハンプトン/イングランド)

―FW

オ・セフン(FC町田ゼルビア/日本)

チュ・ミンギュ(蔚山HD FC)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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