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【動画】一発目の銃撃で耳触る。発砲音は少なくとも3度、その後連続で鳴り響き...トランプ氏が銃で負傷

安部かすみニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者
右耳あたりを負傷したとされるトランプ氏。(写真:ロイター/アフロ)

ペンシルベニア州での選挙集会の会場で13日、有権者を前に演説中だったトランプ前大統領が狙撃され、負傷した。

容疑者はシークレットサービスのスナイパー(狙撃兵)に射殺され、聴衆1人が死亡、1人が重体であると米メディアが報じている。

FOXニュースが伝えた事件当時の動画

当時トランプ氏は資料を見せながら、この国が直面している移民問題について演説していた。

銃撃音は0:38あたりから。

直後にトランプ氏は右手で右耳を触って確認している。最初の銃撃音を含め少なくとも3発の銃撃音が聞こえる。トランプ氏が身を屈めた後、連続で射撃音が鳴り響き、聴衆から悲鳴が上がった。

(最初の3発と連続の射撃音について、犯人が発射したのは何発か、またどこからシークレットサービスおよび現地警察による応戦のものかは不明)

トランプ氏がうずくまっていたのは1分ほど。その後シークレットサービスに抱きかかえられて立ち上がり、聴衆によるUSAコールの中、拳を掲げ自分の足で退場した。

発砲死傷事件が起きたペンシルベニア州バトラー郡の選挙集会会場、Butler Farm Show。
発砲死傷事件が起きたペンシルベニア州バトラー郡の選挙集会会場、Butler Farm Show。写真:ロイター/アフロ

銃撃犯はトランプ氏から148ヤード(約135メートル*)離れた低層の建物の屋上におり、そこから壇上の同氏を狙ったとみられている。ここはシークレットサービスの警備が及んでいなかったということか。

トランプ氏は無事だと発表されているが、15日から4日間の日程でミルウォーキーで開催される共和党大会に予定通り参加できるのか、動向が注目される。

  • 距離については100メートル以内だったなど、情報が錯綜しています。

(Text by Kasumi Abe)無断転載禁止

ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、著名ミュージシャンのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をニューヨークに移す。出版社のシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材し、日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。

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